「ミスター・リフキン、私はドイツのために、この第三次産業革命を実現したい。」(P.475)

リフキンがこれを書いた時、日本のGDPはまだ世界3位だった。でも彼は予測していた。

「日本は急速に零落して、今後30年のうちに二流の経済に成り下がるかもしれない」(P.487)

図2をみよう。2023年、円安の影響もあるがドイツに抜かれ、そして近い将来にインドに抜かれることは確実だから10年前の彼の予想は外れそうもない。

図2 世界のGDPの推移
出典:川島一郎氏(北洋証券)作成