新規に水槽を立ち上げると初めはバクテリアの数が少なく水質が安定しないので、あらかじめ魚病薬と水質検査用品を準備しておくと安心だ。水質検査というと何やら物々しい雰囲気だが、テトラテスト6in1というアイテムを使用すれば、水槽の水にキットの紙をくぐらせるだけで1分かからず確認できる。

「淡水魚の体調不良に塩が効果的?」渓流魚飼育に必要なアイテム10選魚の病気に使う(提供:TSURINEWS編集部 藤村)

また釣り針の傷や水槽内の環境が落ち着くまでは病気が発生することもしばしば。魚体に異常が見られないか日ごろから観察して、必要に応じて薬も躊躇なく使用しよう。

なお、ちょっとした体調不良の場合、食塩を水槽内に溶かし浸透圧を利用して魚の負担を減らすこともできる。入れる塩の分量は水量の0.5~0.8%。ちょっと難しそうだが実は簡単で、60cm水槽の場合水量は60L弱なので、1kgの食塩の袋から半分くらいを水槽にぶち込めばOKだ。初めはこんなに入れて大丈夫か?と不安になるが全く問題はない。

<藤村/TSURINEWS編集部>