ちなみに水槽台をセットした段階で必ず水平に設置されているか水平儀などを使って確認したい。水平が取れていないようなら水槽台の下に薄い板などを場所に応じて枚数を調整して敷いて対応する。脅すようだがこれがいい加減だと水槽の水漏れ、最悪水槽のガラス崩壊につながるためとんでもない事態に発展する可能性がある。水槽は水平を絶対に保つ。これはマストな要件だ。
フィルター(濾過槽)
様々な様式のフィルターがあるが、こと渓流魚についてのフィルターとしては外部フィルターの一択だと思う。もっと強力なオーバーフローの設備があれば最強だが、このシステムは上級者向きと思っていい。

この後に説明するクーラーは内部を通過する水を冷やすことしかできないため、このフィルターについているポンプの力を利用して水槽の水をフィルターからクーラー、クーラーから水槽まで循環させる。
大きめがベター
外部フィルターに関しては指定されている水槽サイズよりも大きめのフィルターを準備しよう。中の濾材は機材によってセットされているものでも十分だし、追加で濾材を加えるものでもOK。

バクテリアを繁殖させる
フィルターの役割は水中のゴミを除去することもあるが、中心は濾材中にバクテリアを大量に繁殖させることにより、有害物質の無害化と水質の安定をさせることにある。
水槽用クーラー
このアイテムこそ自宅の水槽で渓流魚を飼育するために必要不可欠なもの。冷却方法として主に2種類あり、ペルチェ素子を用いて熱を放出させるペルチェ式クーラーと、冷蔵庫と同じ原理で水を冷やすチラー式クーラーがある。

チラー式で決まり
渓流魚飼育の場合、かなり強力に水温を下げる必要があるためチラー式クーラー一択である。しかも水温を18度以下に設定する必要もあるのでメーカーは限られる。