当初から僕は、人にうつす可能性があるからという理由で自由を制限するのは、戦前の治安維持法下で行われた「予防拘禁」と同じだとして、そうした流れと闘った(『歴史なき時代に』53頁)。つまり、反戦を貫いた共産党員のように礼讃されるべきなのは僕であって、官憲のイヌ(ブタ?)よろしく「お前は非国民だ」と嘲笑い集団で罵声を浴びせてきた、歴史学者の面々ではない。
「歴史学者」からのストーキング被害について|Yonaha Jun
何年かにわたり、オンライン・ストーカーのような「歴史学者」から誹謗中傷を受け続けており、困っている。 それは熊本学園大学の嶋理人氏という方で、私より年長なのだが本名での単著がなく、むしろTwitter(X)で用いる「墨東公安委員会」の筆名で知られている。思想誌の『情況』に登場した際も、自ら著者名を「嶋 理人(HN:墨...
コロナ禍が長引く中、2021年から強まったのがキャンセルカルチャーの風潮だ。「客観的には」ウイルスを広めている、の段階では、自然科学的にはそうも言えるかなという根拠があったが、ここで完全に、そうした基礎づけが外れてしまう。
誰かが怒った・不快感を抱いた、といった主観的な反応が、「客観的には」お前は差別した・二次加害をした、へと勝手にすり替えられて、他人を叩く道具に使われる。これまた、そうした攻撃に屈せず全面論破したのは、「僕が」徳田球一や宮本顕治のような闘士だからで、逆ではない。
キラキラ・ダイバーシティの終焉:オープンレター「炎上」異聞
キラキラ・ダイバーシティの終焉:オープンレター「炎上」異聞
昨年末の12月29日に連載を完結させて以来、私からは言及してこなかったオープンレター「女性差別的な文化を脱するために」(2021年4月4日付)が、今年に入って大炎上を起こしている。レターの内容と運用のどこに問題があるのかは、すでに同...