ただし、掛かりどころが悪く、出血していたり明らかに衰弱している場合は、迷わず持ち帰って美味しくいただくべきだろう。命をいただく以上、最後まで責任を持って向き合う姿勢が大切だ。
マナーを守って楽しい釣りを!
今回紹介した5つのマナーは、特別なことではない。どれも「アングラーとして」以前に、「自然と関わる人」として当たり前に守るべき基本的なルールだ。
渓流釣りのフィールドは、漁協や地域の人々の努力、そして自然そのものの恵みによって成り立っている。そのことを忘れず、釣り人一人ひとりがほんの少しだけ意識を変えるだけで、釣り場の未来は大きく変わっていく。
マナーを守ることで得られるのは、釣果だけではない。トラブルのない静かな釣行、自然への敬意、そして「また来たい」と思える釣り場との良い関係。そうした積み重ねが、きっと次の好釣果にもつながっていくはずだ。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>