また、見落としがちなのが、何の変哲もない場所に立っている消火栓。万が一の火災時、地域の消火活動に大きな支障が出るため、周囲への駐車は厳禁だ。

必ず知っておきたい5つの【渓流釣りのルール&マナー】 先行者がいた場合はどうする?消火栓は見落とさないように注意!(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

民家の近くには停めない

里川の場合、釣り場のすぐそばに民家があるケースも珍しくない。こうした場所に無断で駐車すると、住民の方の生活に支障が出たり、防犯面で不安を与えてしまう。

特に、早朝や夜明け前の釣行では、エンジン音やドアの開閉音が迷惑になることもあるため、より一層の配慮が必要だ。

農地や空き地に注意

誰も使っていないように見える空き地でも、実際には個人の所有地や農地であることが多い。

雑草が生い茂っている場所でも、「耕作放棄地」や「次回の作付け準備中の土地」である可能性がある。

目印がなくても、勝手に停めるのはトラブルのもと。管理者の許可を得ない限り、無断駐車は避けよう。

道幅を確保して停める

良さそうなポイントが見えると、つい車を停めたくなるが、狭い道路への駐車は事故や通行妨害の原因になる。

最低でも車一台が余裕をもってすれ違える幅を残して停めるように心がけたい。釣りの前に「すれ違えるか?」を自問する習慣をつけるだけでも、トラブルの多くは防げる。

通行禁止区間に注意

渓流は大自然の中に飛び込む釣り。場所によっては除雪されていない通行禁止区間があったり、落石による通行止めとなっている事がよくある。こういった場所は、釣り人自身の安全にも関わるため、きちんとルールを守るようにしたい。

3. 先行者に気を配る

渓流釣りにおいて、最も多いトラブルが「先行者とのすれ違い」だ。著者自身も、近年この種のトラブルに見舞われることが多くなってきたと感じている。

先に入渓している人がいるにもかかわらず、そのすぐ上流や下流に平然と入り込んでしまう。これは、釣り人の暗黙のルールを完全に無視した行為だ。