針数も5本から8本以上など色々あるが、数釣りがしやすい針数が多いものが有利な場面が多い。ただ、エサ交換の手間やライントラブルの起こりやすさなどのデメリットもあり、慣れないうちはかえって手返しを悪くするので、初心者の人は多くても6本バリまでとした方がいい。慣れてくればハリ数を増やしていこう。
仕掛け全長や枝スの間隔も重要で、中層にワカサギがいる場合はタナを広く探れる1mなどの長い仕掛けが有利。低温期など底ベタにしか反応がない場合は、枝スの感覚が短い仕掛けの方がいいだろう。
オモリ
ワカサギ釣りで、オモリはなくてはならないアイテム。オモリがなければ仕掛けが沈まないからだ。オモリの重さ、形、色までワカサギ釣りのオモリは多種多様だ。重さは1~7.5g。形はナス型、四面型、棒型とさまざま。色も鉛、黒、ピンクなどある。
様々な種類のオモリ(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)
近年は重めのオモリが主体になりつつある。理由は重い方が単純に早く沈むため、手返しが早くなる。オモリの重みでハリ掛かりしやすいなど。しかし状況によっては軽いオモリも活躍する。ワカサギにエサを長時間アピールしたいなら、軽い方が沈むスピードが遅いためアピール力はある。
また、ドーム船では周りとのオマツリを避けるため、オモリの重さに指定がある場合もあるので注意しよう。
ワカサギの釣り方一連の流れ
(1)桟橋やボートの場合は、ボート店や管理棟で情報収集。特にボートの場合は地図を手に詳しく聞こう。ワカサギは回遊魚。年中同じポイントで釣れることはない。どのポイントで釣れるか事前の情報収集は必要不可欠だ。
(2)ポイント探索。ドーム船はポイントが固定されているのでポイントを探索することはできないが、ボートや氷上、桟橋は自分で釣り場を決められる。その時期ごとによって好む水深が変わるので、その辺りも考慮して選ぼう。