例えば、アタリがあるのにハリに乗らないときは、ハリが大き過ぎるか小さ過ぎるかだ。だから釣れるサイズが小さければ小さくして、大きければ大きくすると良い。
また、仕掛けのハリの間隔も、釣果を左右しやすい。ワカサギの群れが固まらず広範囲の群れで移動する場合は、仕掛けの間隔が短いと狭い範囲しかカバーできないので、必然的にヒット率が下がることになる。
特に群れが中層にいる場合は、枝スの間隔が長いものが断然良い。逆にワカサギが底に集中しているときは仕掛けの間隔が短い方が有利になる。適材適所の仕掛けを使い分けるよう心がけよう。
下バリを付ける工夫
ワカサギは本格的な冬場になると、ベタ底でしか食わなくなる。ワカサギ用のオモリには、下部にハリス止めが付いている。ハリス止めに下バリを追加で加えるのだ。市販の仕掛けもあるので、冬場は持っておくことをおすすめする。
誘いのパターンを変える工夫
ワカサギは食い気があるときは、何もしなくても釣れることもある。しかしワカサギは繊細な魚で、スレてなかなか口を使ってくれないことも多い。そんなときには誘いを入れるのが効果的だ。活性によっても反応する誘いは変わってくるので後述する誘いを覚えておこう。
ワカサギ釣りの誘い方7選
ワカサギの誘い方を7つ紹介する。下記のような誘いを組み合わせて、例えば「着底→たたき→段差誘い→フリーフォール→たるませ」など一連の流れとして行うアングラーも多い。状況に応じたアタリの出る誘いパターンを見つけ出そう
また、誘いを入れたら、意識して食わせの間を作るのもコツ。ほとんどの場合、誘いを入れて止めた直後にアタリが出るはず。
誘い上げ
仕掛けを底まで落としたら、水面から竿先をゆっくりと上げていき、目の高さぐらいまで来たら止めて食わせの間を作る。アタリは止めたときだけでなく、誘い上げているときに出る場合もある。その場合、竿先のモタレなど微かな反応になることも多いので見逃さないようにしよう。アタリがなければフリーフォールで落として再度誘うか、ゆっくりと誘い下げるのが有効な場面もあるので試してみよう。