「ビックカメラSuicaカード」はビックカメラとJR東日本のポイントが同時に貯まるのが特徴。ビックカメラで11.5%のポイントが貯まる高還元率カードとして知られている。このクレジットカードのポイント還元率やその他のメリット、デメリットに至るまで徹底解説していこう。

目次
1,「ビックカメラSuicaカード」の3つのポイント
2,基本スペックと審査基準
3,ポイントサービス、還元率 JREポイントとビックポイントで通常1%
4,もっとお得になる還元率アップ方法 最大で11.5%還元も
5,4つのメリット ビューカード優待や保険など
6,5つのデメリット 限度額の少なさやETCカード有料など
7,「ビックカメラSuicaカード」はどんな人におすすめ?

1,「ビックカメラSuicaカード」の3つのポイント

「ビックカメラSuicaカード」の申し込みを検討しているのであれば、まずは以下の3つのポイントを押さえておきたい。

  • JRE POINTとビックポイントが同時に貯まる
  • ビックカメラで最大11.5%のポイント還元を受けられる
  • Suica機能付き、ただし定期券は付かない

このクレジットカードの基本スペックや還元率を含めたポイントサービス、優待などを紹介していく。

2,「ビックカメラSuicaカード」の基本スペックと審査基準

まず、「ビックカメラSuicaカード」の基本スペックと審査基準は確実に知っておきたいところだ。

「ビックカメラSuicaカード」の基本スペック――年会費は実質無料

国際ブランド VISA/JCB
年会費 524円(税込)
初年度年会費無料
2年目以降も前年のクレジット利用があれば無料
ポイントサービス JRE POINT+ビックポイント
通常ポイント還元率 1%
(JRE POINT0.5%+ビックポイント0.5%)
ポイント交換対象 JRE POINT:Suicaチャージ、びゅう商品券など
ビックポイント:ビックカメラの支払いに充当、
Suicaチャージ、エムアイポイントなど
空港ラウンジサービス なし
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
国内旅行傷害保険(利用付帯)
追加カード ETCカード

初年度の年会費が無料で、2年目以降もクレジット利用があるだけで無料になるので、年会費は実質無料と言っていいだろう。

「ビックカメラSuicaカード」の審査基準――年収は300万円以上あれば審査に通る可能性が高い

「ビックカメラSuicaカード」の公式サイトには、審査基準そのものではないが入会条件として、「日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方」とある。ここには収入の有無について書かれていないことから、世帯収入があれば専業主婦や大学生などでも審査に通る可能性があると考えられる。ただし、年金受給者には審査が厳しいという口コミもある。

ネットの口コミによると、年収が300万円以上あれば審査に通るようだ。しかし他のクレジットカード同様、ローンの未返済分や支払い遅延がある場合は通りにくくなる。

ビューカード

3,「ビックカメラSuicaカード」のポイントサービスや還元率は?

「ビックカメラSuicaカード」では、クレジット利用によって2種類のポイントが同時に貯まる。この特殊なポイントサービスの詳細を紹介しよう。

貯まるポイントと還元率――JREポイントとビックポイント合わせて1%の還元率

クレジット利用により貯まるポイントは、JR東日本の共通ポイント「JRE POINT」とビックカメラの「ビックポイント」。クレジット利用1,000円(税込)ごとにそれぞれ5ポイント(5円相当)が貯まり、ポイント還元率は合わせて1%となる。

ただしJR東日本やビックカメラでは、ポイント付与の方式が変わるので注意したい。

ポイントの交換対象――Suicaやビックポイントにまとめられて便利

《JRE POINTの交換対象》

「JRE POINT」は賞品に交換できるほか、1ポイント→1円としてSuicaにチャージすることもできる。また、駅ビルなどにあるJRE POINT加盟店やショッピングサイト「JRE MALL」での支払いにも利用できる。

交換できる商品券・クーポンなどを一部抜粋し、交換に必要ポイント数と併せて紹介する。

交換対象 交換ポイント・金額 必要ポイント数
(JREポイント)
Suicaチャージ 1円 1P
JRE MALL支払い利用
Suicaグリーン券 600P
VIEWカード・グリーン車利用券
(新幹線・特急列車用)
2,000P
ビックポイント 1,000P 1,000P
ルミネ商品券 4,000円分 3,600P
びゅう商品券 1,000円分 1,420P
駅レンタカー 3,000円利用券 2,550P
東京ステーションホテル利用券 5,000円相当 4,700P
ホテルニューグランド利用券 3,000円相当 2,550P
メトロポリタンホテルズ共通利用券 2,000円相当 1,750P
エアポートバス東京・成田利用券 2枚セット 2,050P
ジェクサー1日利用券 3,000円相当 2,100P
美味しいお米カード 550円相当 750P
ハーゲンダッツギフト券 2個分 850P
ベックスコーヒーショップ ドリンク回数券 1,150P
鉄道博物館入館引換券 1,330P
東北応援うめぇどカード 5,000円相当 4,750P
お取り寄せグルメカード 5,250円相当 5,000P

交換できる商品券やクーポンはJR東日本グループのものが多く、基本的に他社商品券やポイント、マイルには交換できないが、「ビックカメラSuicaカード」に限っては、JRE POINT1,000ポイント→ビックポイント1,000ポイントのレートで交換できる。

《ビックポイントの交換対象》

ビックポイントは、ビックカメラ全店(ネット店舗含む)で1ポイント→1円として商品代金の支払いに充当できる。また、ビックポイント1,500ポイント→1,000円分としてSuicaにチャージすることもできる。ただし、このレートでは価値が目減りすることになるので注意したい。

交換対象 交換ポイント・金額 必要ポイント数
(ビックポイント)
ビックカメラでの商品代金 1円 1P
Suicaチャージ 1,000円分 1,500P
エムアイポイント 1,000ポイント 1,500P

そのほか、ビックポイントは三越伊勢丹グループのエムアイポイントに、1,500ポイント(ビックポイント)→1,000ポイント(エムアイポイント)のレートで交換できる。

>>「ビックカメラSuicaカード」の詳細を見る(公式サイトへ)

4,「ビックカメラSuicaカード」がお得になる還元率アップ方法 JREポイントとビックカメラポイントに分けて解説

ポイント付与率・還元率をアップさせるさまざまな方法が用意されていることも、このクレジットカードの人気の理由だろう。JREポイントとビックカメラポイントのそれぞれについて解説する。

JREポイントの還元率アップ方法――9つの豊富な手段

「JRE POINT」のポイント還元率アップの方法と、クレジット利用以外でポイントを獲得する方法は、以下のとおりだ。

還元率・付与率アップ方法 ポイントアップ倍率
追加付与ポイント
JR東日本の利用分 ポイント3倍
特定店舗のSuica利用 100円or200円につき1ポイント
SuicaでJR在来線乗車 モバイルSuicaで50円ごと1ポイント
カードタイプSuicaで200円ごと1ポイント
JRE POINT加盟店での提示 100円につき1ポイント
特約店での利用 ポイント2倍
Web明細ポイントサービス利用 毎月50ポイント
VIEW ショッピング ステーション
経由でのネットショップ利用
最大37倍
JRE MALLでのカード決済 3倍
ネット予約サービス「えきねっと」 えきねっとポイント付与

・1,JR東日本の利用分でポイント3倍
通常のクレジット利用ポイントは1,000円につき5ポイントだが、JR東日本の利用分の一部では3倍(15ポイント付与)となる。

対象となるのは、Suicaオートチャージの利用や定期券・乗車券・特急券の購入、びゅうトラベルの一部の旅行商品購入、ビューカードでのSuica入金やモバイルSuicaなどだ。

・2,特定店舗のSuica利用で追加ポイント
「Suica登録して貯まる」というステッカーが掲示された店舗でSuica決済を行うと100円(税込)、あるいは200円(税込)につき1ポイントが付与される。「ビューゴールドプラスカード」でチャージしたSuicaで決済するとポイント2重取りとなり、最大2.5%の還元率となる。

対象となる店舗はJR東日本の駅ナカ店舗や自販機のほか、イトーヨーカドー、デニーズ、紀伊國屋書店、ホテルニューグランド、コナカ、洋服の青山、ANA国内線の機内販売、駐車場のタイムズ、ヤマト運輸などだ。

・3,Suica乗車ポイントで追加ポイント
JR東日本の在来線にSuicaで乗車すると、モバイルSuicaでは50円ごとに1ポイント(ポイント還元率2%)、カードタイプのSuicaでは200円ごとに1ポイント(ポイント還元率0.5%)が付与される。Suicaへのチャージ時のポイントと合わせると、前者で3.5%、後者でも2%の超高還元率となる。

・4,JRE POINT加盟店で追加ポイント
駅構内や駅ビル内にある「JRE POINT加盟店」でカードを提示すると、100円(税別)につき1ポイントが付与される。

・5,特約店でポイント2倍
特約店であるENEOSサービスステーション、ENEOSでんき、ENEOS都市ガス、東日本エリアの駅レンタカーでのカード利用分については、ポイント2倍(1,000円につき10ポイント付与)となる。

・6,Web明細ポイントサービスで毎月ボーナスポイント
紙で発行する明細書が郵送される代わりに、スマホやパソコンで明細を確認する「Web明細ポイントサービス」に申し込むと、毎月の明細書発行のたびに50ポイントが付与されるので、年間で最大600ポイントになる。

・7,ポイントサイト「VIEW ショッピング ステーション」で最大37倍
ポイントサイト「VIEW ショッピング ステーション」を経由したネットショッピングで最大37倍のポイントが付与される。登録ショップは楽天市場、Yahoo!ショッピング、ディノスオンラインショップ、イトーヨーカドーネット通販、びゅう国内ツアー、じゃらん、JTB、一休.comなど多数。

・8,ネットショッピングモール「JRE MALL」でサービスポイント
通常は、ネットショッピングモール「JRE MALL」でのショッピング100円(税別)につき1ポイントが付与されるが、このカードで決済すると3倍の3ポイントが付与される。

・9,ネット予約サービス「えきねっと」でもポイント付与
JR東日本国内ツアー商品などを購入できる「えきねっと」の利用で付与される「えきねっとポイント」は、「JRE POINT」に交換できる。

申し込みの種類によって、10ポイント~最大60ポイントが付与される。たとえば、JR東日本・JR北海道エリアで「新幹線eチケット指定券席」を申し込み、IC乗車で利用すると60ポイントが付与される。

「えきねっとポイント」は、2ポイント→「JRE POINT」5ポイントの単位・レートで交換できる。なお、2021年春以降は「えきねっとポイント」と「JRE POINT」は統合され、「えきねっと」の利用に応じて「JRE POINT」が直接付与されるようになる。

「JRE POINT」に関しては、特にJR東日本の利用者であれば、さまざまな形でポイントアップの機会を利用できると考えていいだろう。

ビックポイントの還元率アップ方法――ポイント2重取りで最大11.5%還元!

「ビックカメラSuicaカード」では、最大11.5%のビックポイント還元が実現できる。順を追って説明しよう。

1,「ビックカメラSuicaカード」決済で10%還元
ビックカメラで商品を購入すると、現金払いのポイント還元率は10%だが、ビックカメラと提携していないクレジットカードの支払いでは8%となる。支払い方法とポイント還元率は、以下のとおりだ。なお、コジマとソフマップでのクレジット支払いでも、現金払いの場合と同率のビックポイントが付与される。

ポイント還元率 支払い方法
10%還元 現金払い
ビックカメラグループクレジットカード
(ビックカメラSuicaカード
ビックカメラJ-WESTカード
コジマ×ビックカメラカード)
キャッシュカード(J-Debit)
電子マネー(Suicaなど交通系電子マネー、
WAON、nanaco、楽天Edy、HIROCA/ゆめか)
ビットコイン(bitcoin)
ビックカメラ・コジマの商品券&ギフトカード
ビック買取マネー
代金引換配送
8%還元 ビックカメラグループ以外のクレジットカード
一部電子マネー(iD、QUICPay)
モバイル決済
(PayPay、d払い、楽天Pay、LINE payなど各種)
一部デビットカード
(JCBデビット、Visaデビット)
ギフトカード一般
プリペイドカード
(au WALLET プリペイドカード)

注意したいのは、このカードをApple Payに登録した場合だ。Apple Payで支払う場合はQUICPay決済扱いとなるので、ポイント還元率は8%となる。10%の還元を受けるには、カード本体で支払う必要があるのだ。

2,「ビックカメラSuicaカード」でチャージしたSuicaで支払う
表を見ると、Suicaでも10%還元となることがわかる。そこで、ビックカメラでの支払いは「ビックカメラSuicaカード」でチャージしたSuicaで支払う。すると、Suicaチャージ時の1.5%が加わって11.5%となり、現金払いの還元率よりも高くなるのだ。

ただし、「ビックカメラSuicaカード」に搭載されているSuicaはApple Payには登録できないので、Apple Pay利用者はここでも注意が必要だ。

ビューカード

5,「ビックカメラSuicaカード」の4つのメリット ビューカード優待や付帯保険

このクレジットカードのポイント還元率以外のメリットは、「ビューカード共通優待」「付帯保険」「Suicaオートチャージ可能」「入会キャンペーンの充実度」の4つだ。それぞれ詳細を確認しよう。

メリット1,ビューカード共通の優待を受けられる

「ビックカメラSuicaカード」ではJR東日本のクレジットカード、ビューカード共通の優待を受けられる。その一部を紹介しよう。

店舗名・優待名 優待内容
JRホテルグループ各ホテル 宿泊10%オフ
東急ホテルズ各ホテル
ブリーズベイホテルグループ
JR東日本ホテルズ各ホテル 年間利用額10万円(税込)ごとに
5,000円分のホテル利用券をプレゼント
宿泊最大20%オフ
直営レストラン・バーで最大10%オフ
レイトチェックアウト無料(12時まで)
ホテルメトロポリタン
ウエディング
チャペル挙式費用通常35万円が半額
入刀用ウェディングケーキプレゼント
目黒雅叙園 園内4店舗のレストランで
平日15%オフ、土日祝10%オフ
駅レンタカー 料金10%オフ
ジェイアールバス関東 東京駅~名古屋駅間の夜行バス当日
片道10%オフ
ジェクサー・フィットネスクラブ 入会金・利用開始月会費・
翌月会費が無料
GALA湯沢スキー場 場内1日リフト券20%オフ
場内2日リフト券10%オフ
場内ショッピング10%オフ
アート引越センター 引越基本料金20%オフ
ダンボール最大50枚サービス
カラオケ ビックエコー ルーム料金30%オフ
または飲み放題プラン10%オフ
JOYSOUND直営店 ルーム料金30%オフ
フリータイム・パーティーコース・
ドリンクバー込み料金は10%オフ
ビューカード優待ステッカーの
あるDKダイニング店舗
10%オフ(ランチは50円引き)

年会費実質無料ということを考えると非常に充実した優待内容といっていいだろう。

メリット2,最高1,000万円の旅行傷害保険

「ビックカメラSuicaカード」には海外最高500万円、国内最高1,000万円の旅行傷害保険が付帯する。国内は旅行代金のカード決済が条件となるが(利用付帯)、海外は条件なく保険が付帯する(自動付帯)。補償内容は、以下のとおりだ。

海外旅行傷害保険(自動付帯)

保険項目 補償金額
傷害死亡 500万円
傷害後遺障害 程度により20万~500万円
傷害治療費用 1傷害50万円限度
疾病治療費用 1疾病50万円限度

国内旅行傷害保険(利用付帯)

保険項目 補償金額
傷害死亡 1,000万円
傷害後遺障害 程度により40万~1,000万円
傷害入院 日額3,000円
傷害手術 入院日額×10倍(入院中の手術)、
あるいは入院日額×5倍(入院中以外の手術)
傷害通院 日額2,000円
※(事故発生から7日目以降の時点で入院・通院している場合、1日目から補償)

補償金額は少額だが、実質年会費無料のカードとしては十分な補償だろう。海外旅行の際は別のクレジットカードで代金を支払い、補償を上乗せするのが賢いだろう。

メリット3,Suicaオートチャージができる

Suicaオートチャージとは、Suicaで改札を通るときにチャージ残高が一定金額以下だった場合、設定した額が自動的にクレジットカードからチャージされる仕組みのこと。チャージの手間がかからず、残高不足で使えない事態を避けられるので非常に便利だ。

Suicaオートチャージを利用できるのは「ビックカメラSuicaカード」など、「ビューカード」のクレジットカードに限られる。

メリット4,入会キャンペーンが充実

キャンペーン内容は随時変更されるが、基本的には充実した内容のキャンペーンが都度実施されている。たとえば、2020年2月1日から4月30日までは「春の入会キャンペーン」と題し、いくつかの条件を満たすことで最大5万5,500円相当のポイントがプレゼントされる。

>>「ビックカメラSuicaカード」の詳細を見る(公式サイトへ)

6,「ビックカメラSuicaカード」の5つのデメリットを確認

年会費実質無料ということを考えれば、デメリットはないと言ってもいい。ただし申し込みを検討する際は、以下の5点に注意していただきたい。

デメリット1,定期券を搭載できない

Suica型定期券には対応していないため、定期券が必要なら別に持つ必要がある。

デメリット2,「ビックポイント」からSuicaチャージへの交換では価値が目減りする

前述のとおり「ビックポイント」でSuicaチャージする場合、「ビックポイント」1,500ポイント→Suica1,000円分のレートとなり、価値が3分の1も目減りしてしまう。ビックポイントは、基本的にビックカメラ、コジマ、ソフマップでの利用に限定するといいだろう。

デメリット3,ETCカードは有料

ETCカードには524円(税込)の年会費かかかる。少しでも節約したければ、「Orico Card THE POINT」「イオンカード」「エポスカード」など、カード年会費・ETCカード年会費ともに無料のクレジットカードを併用するしかない。

デメリット4,Suica以外の電子マネーなどへのチャージ分にポイントが付与されない

楽天Edy、nanaco、JCB、Visa、Mastercardなどが発行するプリペイドカードなどへのチャージ分については、「JRE POINT」「ビックポイント」ともにポイントが付与されない。

ただし、電子マネーへのチャージ分にポイントが付与されないクレジットカードは少なくないので、これについてはデメリットと言うほどこのことではない。

デメリット5,利用可能枠が小さい

利用可能枠が10万~80万円と比較的少なく、新たに発行されるカードにはキャッシング機能がない。また、新幹線や特急列車の回数券、Suicaへのチャージなどについては、利用枠の中にさらに制限された利用枠が別途設けられており、利用の仕方によっては不便を感じることもある。

ビューカード

7,「ビックカメラSuicaカード」はどんな人におすすめ?

以上見てきたように、「ビックカメラSuicaカード」はJR東日本とビックカメラで便利に使えるカードとなっているが、どちらかというとJR東日本グループで受けられる恩恵のほうが大きい。

JR東日本を利用できる圏内に住み、日頃から同社路線を利用している人ほどお得に使えると考えていいだろう。一方、「ビックポイント」に関してはネット店舗の「ビックカメラ.com」でも使えるものの、ネット店舗ではSuica払いができず11.5%のポイント還元を受けられない。できればビックカメラの実店舗を利用しやすい人のほうが、「ビックカメラSuicaカード」を有益に使えそうだ。

執筆・モリソウイチロウ

「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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