マイルを陸上で貯める「陸マイラー」の強い味方がクレジットカードだが、カードによってマイルの貯まりやすさは異なる。今回はANAマイル、JALマイルのそれぞれでお得なカードを紹介する。自分のライフスタイルに合う、お得な1枚を選ぶコツも解説しよう。
目次
1,陸マイラーとは?
2,「マイル」を陸で貯めるメリットとコツ
3,陸マイラーのクレジットカード選びの4つのポイント
4,ANAマイルが貯まりやすいクレジットカード5選
4-1,「ANA一般カード」
4-2,「ANAワイドゴールドカード」
4-3,「楽天カード」
4-4,「アメックス・スカイトラベラー」
4-5,「ソラチカカード」
5,JALマイルが貯まりやすいクレジットカード5選
5-1,「JALカードSuica」
5-2,「JALカードTOKYU POINT ClubQ」
5-3,「JALカードVISA CLUB-Aゴールドカード」
5-4,「SPGアメックス」
5-5,「イオンJMBカード」
6,自分に合うカードの見極め方は?
1,陸マイラーとは?
航空マイルは、もともとフライトで貯めるものだった。しかしクレジットカードの中には、クレジット利用で得たポイントを好レートでマイルに交換できるものや、クレジット利用で直接マイルが貯まるものがある。このようなクレジットカードを利用して、空(フライト)だけでなく陸(地上)でもマイルを貯める人のことを「陸マイラー」(りくマイラー、おかマイラー)と呼ぶ。
このスタイルでマイルを貯める場合、当然ながらフライトだけで貯める場合よりも早くマイルが貯まることになり、貯めたマイルによって得られる特典航空券もぐっと身近なものになる。
例えばANAで東京から沖縄・那覇へ行くには、ローシーズン(閑散期)で片道7,000マイル、往復で1万4,000マイルが必要だ。マイル還元率が1%のクレジットカードであれば、140万円利用すれば沖縄まで無料で行けることになる。年に1回特典航空券で沖縄に行きたければ、月に約12万円利用すればいい。普段の買い物や光熱費などをクレジットカードで支払っていれば、容易に達成できるだろう。
しばらくフライトがなくても、普段のクレジット利用があればマイルが貯まっていく。マイルを積極的に貯めたいなら、「陸マイラー」になるのが近道と言えるだろう。
2,「マイル」を陸で貯めるメリットとコツ
「普段の生活でマイルを意識しながら生活するのは面倒」という人は多いだろう。だが、陸でマイルを貯めるメリットを考えてみて欲しい。
マイルを貯めるメリットは? 飛行機を使う旅行が無料、贅沢なフライトなど
普段の生活でマイルが貯めることができれば、旅行に無料で行けたり、ビジネスクラスへのアップグレードができたりするなど、旅行をよりお得に楽しめる。
たとえば、ANAで東京から沖縄・那覇へ行くには、ローシーズンで片道7,000マイル、往復で1万4,000マイル必要だ。マイル還元率が1%のクレジットカードであれば、140万円利用すれば沖縄まで無料で行けることになる。年に1回行くには、月に約12万円利用すればいい。普段の買い物や光熱費などをクレジットカードで支払っていれば、無理な金額ではないだろう。
マイルを貯めるコツ
陸上でマイルを貯めるコツは、いくつかある。
- ネットショップのポイント還元率がアップするポイントサイトを使う
ポイント加算キャンペーンを利用する
などが代表例だが、忙しい人にとって毎回これらを行うのは煩わしいだろう。
しかし、以下の2つなら比較的簡単だ。
- マイルを貯める航空会社を1社に決める
マイル還元率の高いクレジットカードに換える
ANAマイルに交換できるポイントが貯まるクレジットカードと、JALマイルに交換できるポイントが貯まるクレジットカードを併用していると、マイルが分散してしまい、なかなか目標とするマイル数が貯まらない。これを防ぐには、どの航空会社のマイルを貯めるか決めることが重要だ。
貯めるマイルが決まったら、今使っているクレジットカードを確認して、自分が必要とする航空会社のマイルと交換できるポイントが貯まるかものかどうかをチェックしよう。また、「マイル還元率」も併せて確認すべきだ。100円で1ポイント獲得できたとしても、1ポイント→0.5マイルの交換レートだと、マイル還元率は0.5%になる。
マイルへの還元率という観点でクレジットカードを見た場合、ANA、JALそれぞれのマイルを効率的に貯められるカードはどれなのか?以下、順に紹介していこう。
3,陸マイラーのクレジットカード選びの4つのポイント
陸でマイルを効率良く貯めるにはクレジットカード選びが重要になるが、以下の3つのポイントは確実に押さえておきたい。
ポイント1,マイルを貯める航空会社を絞る
クレジットカードの中には、ANAマイルにだけ交換できるポイントが貯まるものや、JALマイルにだけ交換できるポイントが貯まるものがある。これらを併用しているとマイルが分散するので、特典航空券に交換できるマイル数までなかなか貯まらない。
普段よく利用する航空会社はJALか、それともANAか、デルタ航空など別の航空会社か?航空会社を1つ選び、マイルを集約させるよう心がけたい。まずは今使っているクレジットカードを確認して、そのポイントは自分が貯めたい航空会社のマイルに交換できるかどうかチェックしよう。
ポイント2,ポイント還元率よりも「マイル還元率」に注目する
「マイル還元率」(100円の利用で何マイル獲得できるか)も確認しておきたい。
クレジット利用100円で1ポイント獲得できたとしても、1ポイント→0.5マイルの交換レートだと、マイル還元率は0.5%になる。1ポイント→1マイルなら1%と前者の2倍だ。
一般的にマイル還元率が0.5%前後なら比較的マイルが貯まりやすいカード、1%以上なら非常に貯まりやすいカードと考えていいだろう。
陸でマイルを貯める場合、ポイント還元率はもちろん高いほうがいいが、最終的なマイル還元率にも注目したい。
ポイント3,マイル交換手数料や交換上限に注意
ポイントをマイルに交換するときに、手数料がかかることがある。
例えばアメリカン・エキスプレスでは、ポイントをANAマイルに交換する場合に年間5,500円(税込)の手数料が必要だ。また、年間4万マイルという交換上限も設定されている。ただし、ANA提携カードの「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」では交換上限が設定されてない。
JALカードやANAカードの一般カード(一部除く)のマイル還元率は0.5%だが、JALカードでは年間3,300円(税込)、ANAカードでは年間5,500~6,600円(税込)の手数料を支払うとマイル還元率が1%にアップする。そのため、利用状況によっては「ANA VISA ワイドゴールドカード」など手数料が不要な上位カードを選んだほうがお得になるケースもある。
年間でかかるコストと貯まるマイルの損益分岐点は、しっかり見極めたいところだ。
ポイント4,よく利用する店舗でのマイル獲得優待の有無をチェック
航空会社提携クレジットカードでは、提携店舗を利用すると通常よりも多くのマイルを獲得できる。
例えば「JALカード」では、JALグループ各社、エネオス、大丸、松坂屋、イオン、ファミリーマートなどの特約店で利用すると2倍のマイルが貯まる。一般カードの場合はマイル還元率が1%、マイルが2倍になる「ショッピングマイル・プレミアム」に加入している場合は、4倍の2%になる。
一方「ANAカード」では、ANAグループ各社、セブン-イレブン、マツモトキヨシ、高島屋、出光などの加盟店で利用すると、クレジット利用ポイントとは別に所定のマイルが直接貯まる。例えばセブン-イレブンなら、200円で1マイルが優待で付与される。クレジットカード利用によるマイル還元率は0.5%なので、優待マイルと合わせるとマイル還元率が1%になる(一般カード、ポイント倍付けオプション未適用の場合)。
自分がよく利用する店舗、あるいは利用金額が大きい店舗がマイル獲得優待の対象になっている場合は、マイルをより効率的に獲得できる。カード選びの際は、この点もぜひ意識しておきたい。
4,ANAマイルが貯まりやすいクレジットカード5選 ANA一般、ANAワイドゴールド、楽天、アメックス・スカイトラベラー、ソラチカ
まず、ANAのマイルを貯めやすいカード5枚について解説していこう。「ANA一般カード」と「ANA ワイドゴールドカード」「楽天カード」「アメックス・スカイトラベラー」「ソラチカカード」の基本スペックを以下の表にまとめておく。
クレジットカードスペック
カード名 | ANA一般カード | ANAワイド ゴールドカード |
楽天カード | アメックス・ スカイトラベラー |
ソラチカカード |
---|---|---|---|---|---|
デザイン | |||||
国際カード ブランド |
Mastercard/Visa | Mastercard/Visa | アメックス/JCB Mastercard/Visa |
アメックス | JCB |
年会費 | 2,200円 | 1万5,400円 | 無料 | 1万1,000円 | 2,200円 |
獲得ポイント | Vポイント | Vポイント | 楽天ポイント | メンバーシップ・リワード | Oki Dokiポイント メトロポイント |
ポイント 通常還元率 |
ショッピング0.5% (200円→1ポイント) |
ショッピング0.5% (200円→1ポイント) |
1% (100円→1ポイント) |
・ショッピング1% (100円→1ポイント) ・ANA航空券の購入3% (100円→3ポイント) |
・通常0.5% (1,000円→1ポイント) ・平日1回乗車で5メトロ ポイント(※土日祝日は 15メトロポイント) |
マイル還元率 (移行レート) |
・通常0.6% (1ポイント→1マイル) ・ANA航空券の購入1.5% (100円→1.5マイル相当) |
・通常0.6% (1ポイント→2マイル) ・ANA航空券の購入2% (100円→2マイル相当) |
0.5% (2ポイント→1マイル) |
・通常1% (1,000ポイント→1,000マイル) ・ANA航空券の購入3% (100円→3マイル相当) |
- |
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4-1,「ANA一般カード」――ANA航空券購入でマイル還元率1.5%に
ANAマイルを貯めるクレジットカードの最有力候補が、「ANA一般カード」だ。このカードは複数のカード会社から発行され、複数の国際ブランドが用意されているが、特に人気があるのは三井住友カードが発行するカードだ。
年会費は2,200円(税込)、家族カードの年会費は1,100円(税込)で初年度は無料。国際ブランドをVISAかMastercardから選べる。年会費割引特典があり、所定の条件を満たすと最大1,127円(税込)まで年会費を安くできる。
・「ANA一般カード」の還元率、マイル交換レートは?
カード利用で貯まるポイントはVポイントで、200円の利用で1ポイント(1円相当)が貯まる。ポイント還元率は0.5%。ANAマイルへは1ポイント→1マイルで移行できるので、マイル還元率は0.5%だ。また、年間6,600円(税込)の手数料がかかる「2倍コース」に申し込むと、1ポイント→2マイルにレートアップし、マイル還元率は1%となる。ただし、いずれの場合もボーナスポイント分は5ポイント→3マイルのレートだ。
ポイントコース
コース | 貯まるポイント(マイル数) |
通常 | 1,000円→5ANAマイル |
10マイル コース |
1,000円→10ANAマイル (移行手数料+年間6,600円・税込) |
・お得なボーナスマイル特典
ANAカードマイルプラス提携店・対象商品の利用では、Vポイントのほか、100円につき1マイル、または200円につき1マイルが直接貯まる。たとえば、ANA航空券の購入では100円につき1マイルが貯まるので、ポイントからのマイル移行分と合わせると、100円につき1.5マイル相当が貯まることになる(マイル還元率1.5%)。
さらに、このカードにはANAマイレージカードとしての機能もあり、入会時と毎年のカード継続時にそれぞれ1,000マイルが贈呈されるほか、搭乗ボーナスマイルとして通常のフライトマイルに10%が上乗せされる。
ボーナスマイル
特典 | 付与マイル |
入会マイル | 1,000マイル |
継続マイル | 1,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | フライトマイルの10% |
ANAマイルを貯めるのに、うってつけのクレジットカードと言えるだろう。
・どんな人が持つとお得か?
フライトマイル10%上乗せや、ANA航空券購入でマイル還元率が1.5%になるという特徴から、陸上でマイルを貯めるだけでなく、ANAのフライトもよく利用する人におすすめの1枚と言える。
4-2,「ANAワイドゴールドカード」――マイル還元率最大2%!
ANAカードのゴールドカードにあたるのが、「ANAワイドゴールドカード」だ。このカードもやはり、複数のカード会社から発行され、複数の国際ブランドから選べる。ここでは、評価の高い三井住友カードが発行するものを紹介しよう。
年会費は1万5,400円(税込)、家族カードの年会費は4,400円(税込)で、国際ブランドをVISAかMastercardから選べる。こちらも年会費割引特典があり、1万450円(税込)まで年会費を抑えることができる。
・「ANAワイドゴールドカード」の還元率、マイル交換レートは?
カード利用で貯まるポイントはVポイントで、200円の利用で1ポイント(1円相当)が貯まる。ポイント還元率は0.5%。ANAマイルへは1ポイント→2マイルで移行できるので、マイル還元率は1%。ただし、ボーナスポイント分は5ポイント→3マイルのレートだ。
ANAカードマイルプラス提携店・対象商品の利用では、Vポイントのほか、100円につき1マイル、または200円につき1マイルが直接貯まる。ANA航空券の購入では100円につき1マイルが貯まるので、ポイントからのマイル移行分と合わせると、100円につき2マイル相当が貯まることになる(マイル還元率2%)。
・お得なボーナスマイル特典
「ANA 一般カード」同様、ANAマイレージカードとしての機能も備えている。入会時と毎年のカード継続時にそれぞれ2,000マイルが贈呈されるほか、搭乗ボーナスマイルとして通常のフライトマイルに25%が上乗せされる。
ボーナスマイル
特典 | 付与マイル |
入会マイル | 1,000マイル |
入会マイル | 2,000マイル |
継続マイル | 2,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | フライトマイルの25% |
・どんな人が持つとお得か?
フライトマイル25%上乗せや、ANA航空券購入でマイル還元率が2%になるという特徴から、「ANA一般カード」と同様、陸上でマイルを貯めるだけでなく、ANAのフライトもよく利用する人におすすめの1枚だ。
「ANA一般カード」との違いは、マイルの貯まり方や付帯保険の内容、空港ラウンジサービスの有無だ。どちらがお得かは利用の仕方次第だが、マイルを貯めることにフォーカスすると、「ANAワイドゴールドカード」は年会費の高さがネックになるだろう。
獲得マイル数の差と年会費の差額からシミュレーションすると、年間のクレジット利用額が112万円を超えたあたりから、「ANAワイドゴールドカード」のほうが効率的にマイルを貯められることになる。
ANAカードを検討しているのであれば、まずは「ANA一般カード」を選ぶといいだろう。しばらく使って、自分の利用スタイルや、マイルの貯まり方、付帯保険・特典などのニーズを見極めた後、「ANAワイドゴールドカード」に変えるかどうかを改めて検討することをおすすめしたい。
4-3,「楽天カード」――マイル還元率0.5%ながらポイント付与特典で高還元率に
「楽天カード」は、ネット通販の最大手・楽天市場を利用者なら必携の1枚だ。年会費無料で作れ、アメックス、マスターカード、Visa、JCBの4ブランドから選べる。
・「楽天カード」の還元率、マイル交換レートは?
カード利用で貯まるポイントは楽天ポイントで、100円の利用で1ポイント(1円相当)が貯まる。還元率1%と高還元だ。さらに、楽天市場での利用では最大3倍(カード代金支払い口座が楽天銀行なら最大4倍)、楽天トラベルの利用などでは最大2倍になるので、100円の利用で2~4ポイント(2~4円相当)が貯まることになる。
貯めたポイントは、2ポイント→1ANAマイルのレートで交換できる。マイル還元率は0.5%と低く見えるが、楽天市場利用分に関してはポイントが最大4倍付与されるので、100円の利用につき最大2マイルが貯まる。楽天トラベルの利用ならポイントが最大2倍付与され、100円の利用につき最大1マイルを獲得できる。年会費無料ということを考えると、これはかなり高い還元率と言えるだろう。
また年会費2,200円(税込)の楽天ゴールドカードなら、ポイントは楽天市場で最大5倍になる上に、国内主要空港と海外2空港(ハワイ・ホノルル/韓国・仁川)のラウンジを年2回まで利用できるので、楽天市場などの利用状況によってはこちらを選択するのもいいだろう。
・どんな人が持つとお得か?
楽天市場をよく利用する人や年会費無料でマイルを獲得したい人、マイル以外の用途にもポイントを使いたい人にとって、楽天カードは陸マイラーを気軽に始められる1枚になるだろう。
4-4,「アメックス・スカイトラベラー」――陸でも空でもマイルが気になる人に
「陸」だけでなく「空」の利用も多い人は、主要航空会社の航空券購入でマイルがしっかり貯まる「アメックス・スカイトラベラー(アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード)」を検討するといいだろう。年会費は1万1,000円(税込)、家族カードの年会費は5,500円(税込)となる。
・「アメックス・スカイトラベラー」の還元率、マイル交換レートは?
貯まるポイントは「メンバーシップリワード」で有効期限は無期限。ポイント付与率は通常のショッピングポイントが100円→1ポイント。ANA、JALを含む26の主要航空会社提携航空会社の航空券購入では通常の3倍の100円→3ポイントとなる。
ポイントをマイルに交換できる提携航空会社は、ANAを含む16の主要航空会社(KLM航空とエールフランス航空を別の航空会社として計算、JALは含まれない)で、1,000ポイント→1,000マイルのレートとなる。そこで、通常のマイル還元率は1%、ANA航空券購入時のマイル還元率は3%となる。
提携航空会社一覧
ポイント付与3倍の提携航空会社 | マイルに交換できる提携航空会社 |
ANA | ANA |
KLMオランダ航空 | KLMオランダ航空 |
アリタリア-イタリア航空 | アリタリア-イタリア航空 |
エールフランス航空 | エールフランス航空 |
エティハド航空 | エティハド航空 |
エミレーツ航空 | エミレーツ航空 |
キャセイパシフィック航空 | キャセイパシフィック航空 |
シンガポール航空 | シンガポール航空 |
スカンジナビア航空 | スカンジナビア航空 |
チャイナエアライン | チャイナエアライン |
デルタ航空 | デルタ航空 |
タイ国際航空 | タイ国際航空 |
エア タヒチ ヌイ | カタール航空 |
フィンランド航空 | フィンランド航空 |
ブリティッシュ・エアウェイズ | ブリティッシュ・エアウェイズ |
エバー航空 | ヴァージン アトランティック航空 |
オーストリア航空 | - |
ガルーダ・インドネシア航空 | - |
カンタス航空 | - |
スイス インターナショナル エアラインズ | - |
スターフライヤー | - |
アシアナ航空 | - |
フィリピン航空 | - |
ルフトハンザ ドイツ航空 | - |
大韓航空 | - |
日本航空(JAL) | - |
ただしANAマイルに関しては、ポイント移行に年間5,000円(税別・2年目以降自動更新)の登録費がかかる。ポイントをしっかり貯めて、必要な時だけ登録するなどしてマイル移行にかかる出費を抑えたいしたいところだ。
「アメックス・スカイトラベラー」には、国内28空港とハワイ・ホノルルの空港ラウンジ無料利用(同伴者1名まで無料)や、航空機の遅延による宿泊代金の補償なども付帯する。飛行機の旅では、何かと重宝するはずだ。
・どんな人が持つとお得か?
航空券購入でポイントアップするカードなので、空の旅の多い人に向いている。ANA以外でも、マイル交換対象となる航空会社なら、フライトで貯まるマイルをまとめやすい点も便利だ。
4-5,「ソラチカカード」――東京メトロの利用でマイルが2重で貯まる
東京メトロをよく利用する人なら、東京メトロが発行するJCBブランドの「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」を検討するといいだろう。年会費は2,000円(税別)、家族カード会員の年会費は1,000円(税別)で、どちらも初年度は年会費が無料になる。
東京メトロ(一部連絡定期券を除く)、東急電鉄、東武鉄道、京急電鉄、相模鉄道、京王電鉄で発売している定期券をカードに搭載できることが特徴だ。
カード利用で貯まるのは、JCBのOki Dokiポイント。また、東京メトロの乗車などで「メトロポイント」も貯まり、どちらもANAマイルに交換できる。
・「ソラチカカード」の還元率、マイル交換レートは?
このカードのポイントサービスには、貯めたOki Dokiポイントをそのつどマイルなどに移行・交換する「マルチポイントコース」と、ポイントが自動的にマイルに移行される「マイル自動移行コース」がある。
どちらのコースでもカード利用1,000円につき1ポイントを獲得。5マイルコースでは1ポイント→5マイルで移行され、10マイルコースでは1ポイント→10マイルで移行される。よりお得なレートは当然後者だが、10マイルコースでは移行手数料として年間5,000円(税別)が必要になる。
ポイントコース
コース | 貯まるポイント(マイル数) |
5マイル コース |
1,000円→5ANAマイル |
10マイル コース |
1,000円→10ANAマイル (移行手数料+年間5,000円・税別) |
メトロポイントは、東京メトロへの乗車で平日5ポイント、土日・休日は15ポイントが貯まる(定期券外での利用に限る)。「メトロポイントPlus加盟店」でPASMOを電子マネーとして利用した時にもポイントが貯まる。定期券購入時は、メトロポイントとOki Dokiポイントが二重で付与される。貯めたメトロポイントは、100ポイント→90マイルのレートで移行できる。
「ソラチカカード」の「マイル自動移行コース・10マイルコース」で、月2万円ほど東京メトロを利用した場合のシミュレーションは以下のとおりだ。
平日乗車 | 土日休日乗車 | |
利用額 | 1万6,000円 | 4,000円 |
乗車回数 | 40回 | 20回 |
貯まるマイル | 160ANAマイル | 40ANAマイル |
貯まるメトロポイント | 200ポイント (180ANAマイル) |
300ポイント (270ANAマイル) |
合計マイル | 650マイル |
月650マイルなら年間で7,800マイルとなり、東京-沖縄・那覇間の片道分の特典航空券に手が届く。実際にはそのほかのクレジット利用分もここに加わるので、さらに効率よくマイルを貯められるだろう。
なお、カードはANAのマイレージカードを兼ねており、入会時とカード継続時にそれぞれ1,000マイルのボーナスマイルがもらえる(家族カード会員を除く)。搭乗時には搭乗マイルに加えて、10%のボーナスマイルが付与される。
ボーナスマイル
特典 | 付与マイル |
入会マイル | 1,000マイル |
継続マイル | 1,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | フライトマイルの10%プラス |
・どんな人が持つとお得か?
東京メトロをはじめとする首都圏の鉄道・バスなどを日常的に利用しながらマイルを貯めたい人にとっては、毎年もらえるボーナスマイルを含め、効率的にマイルを獲得できるカードと言えるだろう。
5,JALマイルが貯まりやすいクレジットカード5選 JAL Suica、JAL TOKYU POINT、JALゴールド、SPGアメックス、イオンJMB
ここからは、JALのマイルを貯めやすいカード5枚について解説していく。「JALカードSuica」「JALカードTOKYU POINT ClubQ」「JALカードVISA CLUB-Aゴールドカード」「SPGアメックス」「イオンJMBカード」の基本スペックは、以下の表のとおりだ。
クレジットカードスペック
カード名 | ブランド | 年会費 | 獲得ポイント | ポイント 通常還元率 |
マイル還元率 (移行レート) |
JALカード Suica |
JCB | 2,200円 (税込) |
・JALマイル ・JREポイント |
・JAL マイル0.5% (200円 →1マイル) ・JRE ポイント1.5% (1,500円 →15ポイント) |
・JAL マイル0.5% ・JRE ポイント0.33% (1,500ポイント →500マイル) |
JALカード TOKYU POINT ClubQ |
・Visa ・Mastercard |
2,200円 (税込) |
・JALマイル ・TOKYU POINT |
・JALマイル0.5% (200円 →1マイル) ・JAL航空券の 購入1% (200円 →2マイル) ・TOKYU POINT1~10% |
・JALマイル0.5% ・JAL航空券の 購入1% ・TOKYU POINT0.5~5% (2,000ポイント →1,000マイル) |
JALカード VISA CLUB-A ゴールド カード |
Visa | 1万 7,600円 (税込) |
・JAL マイル |
・JAL マイル1% (100円 →1マイル) |
・JALマイル1% ・JAL航空券の 購入2% |
SPG アメックス |
アメックス | 3万 4,100円 (税込) |
マリオット・ ボンヴォイ ポイント |
3% (100円 →3ポイント) |
0.3% (3ポイント →1マイル) |
イオン JMB カード |
・Visa ・Mastercard ・JCB |
無料 | JALマイル | 0.5% (200円 →1マイル) |
0.5% (200円 →1マイル) |
5-1,「JALカードSuica」――有料プログラム加入でマイル還元率が2倍に
「JALカードSuica」は、JALカードとSuicaが1つになったクレジットカード。貯まるポイントは「JALマイル」とJR東日本の「JREポイント」だ。カードブランドはJCB。普通カードの年会費は本会員が2,200円(税込)、家族会員が1,100円(税込)。ただし、入会後1年間は年会費無料だ。
・「JALカードSuica」のJALマイル還元率、マイル交換レートは?
通常のショッピング利用では、200円につき1マイルが貯まる。「ショッピングマイル・プレミアム」へ登録すると2倍の100円→1マイルにレートアップするが、カード年会費とは別に3,300円(税込)の年会費が必要になる。
ショッピングマイル・プレミアムに登録していない場合でも、JALグループ各社、エネオス、大丸、松坂屋、イオン、ファミリーマート、トヨタレンタカーなど「JALカード特約店」の利用分は2倍の100円→1マイルだ。さらに、ショッピングマイル・プレミアムに登録した上でこれらの店舗を利用すると、100円→2マイルになる(ポイント還元率2%)。
ポイントコース
コース | 貯まるポイント(マイル数) |
通常 | 200円→1JALマイル |
ショッピングマイル・ プレミアム |
100円→1JALマイル (登録年会費+年間3,300円・税込) |
ショッピングマイル・プレミアムに登録していると、毎月8万5,000円のクレジット支払いがあれば、1年間で1万200マイルを獲得できる。これは東京-石垣間(普通席)の片道特典航空券(1万マイル)に相当するマイル数だ。
・お得なボーナスマイル特典
このカードにはJALマイレージカードとしての機能もあり、入会後最初の搭乗時に1,000マイルが、毎年初回の搭乗時に1,000マイルが贈呈される。さらに、搭乗ごとに通常のフライトマイルに10%分が上乗せされる。
ボーナスマイル
特典 | 付与マイル |
入会搭乗ボーナス | 1,000マイル |
毎年初回搭乗ボーナス | 1,000マイル |
搭乗ごとのボーナス | フライトマイルの10% |
・「JALカードSuica」のJREポイントの還元率
JR東日本での利用分についてはJREポイントが付与される。駅ナカや駅ビルなどにある「JRE POINT加盟店」での提示で100円につき1ポイント(還元率1%)が貯まるほか、以下の場合は1,000円につき15ポイント(15円相当、還元率1.5%)が貯まる。
- きっぷ、定期券の購入
- Suicaへのチャージ(オートチャージ含む)
びゅう国内旅行商品の購入
JREポイントは、1,500ポイント→500マイルのレートでJALマイルに交換できる。ショッピングマイル・プレミアムに登録している場合は、1,500ポイント→1,000マイルとレートが2倍になる。
ただし、JREポイントが貯まるクレジットカード利用分ではJALマイルは貯まらない。「ソラチカカード」と違って、ポイントの二重取りはできないことを覚えておこう。
・どんな人が持つとお得か?
JR東日本を日常的に利用している人なら、効率良くJALマイルを貯められるカードと言えるだろう。「ショッピングマイル・プレミアム」に加入し、毎月の通常利用が10万円、JREポイント加盟店での利用が2万5,000円、定期券購入が2万5,000円の場合の、年間のJALマイルの貯まり方は以下のようになる。
クレジットカード 支払い |
年間 利用金額 |
貯まる JALマイル数 |
備考 |
通常利用 | 120万円 | 12,000マイル | 100円→1マイル |
JREポイント 加盟店 |
30万円 | 2,0000マイル (3,000 JREポイント分) |
・100円→1JREポイント ・1,500JREポイント →1,000マイル |
定期券購入 | 30万円 | 3,000マイル (4,500 JREポイント分) |
・1,000円→15JREポイント ・1,500 JREポイント →1,000マイル |
合計 | 180万円 | 17,000マイル | ― |
JREポイントからマイルへの交換手数料がかからないことも、うれしいポイントだ。
5-2,「JALカードTOKYU POINT ClubQ」――JALマイルとTOKYU POINTの2重取りができる
東急線をよく利用するなら、「JALカードTOKYU POINT ClubQ」がおすすめだ。貯まるポイントは「JALマイル」と「TOKYU POINT」。年会費は本会員が2,200円(税込)、家族会員が1,100円(税込)。ただし、入会後1年間は基本的に無料になる。国際ブランドはVisaかMastercardから選べる。
・「JALカードTOKYU POINT ClubQ」の還元率、マイル交換レートは?
このカードは、「JALカードSuica」と同じくJALの普通カードに当たる。通常のショッピング利用では200円につき1マイルを獲得できる(還元率0.5%)。年会費3,300円(税込)の「ショッピングマイル・プレミアム」に登録すると、2倍の100円→1マイル(還元率1%)が貯まる。
ショッピングマイル・プレミアムに登録していない場合でも、JALグループ各社、エネオス、大丸、松坂屋、イオン、ファミリーマート、トヨタレンタカーなどの「JALカード特約店」での利用分は、2倍の100円→1マイルになる。ショッピングマイル・プレミアムに登録した上でこれらの店舗を利用すると、100円→2マイルになる(ポイント還元率2%)。
コース | 貯まるポイント(マイル数) |
通常 | 200円→1JALマイル |
ショッピングマイル・ プレミアム |
100円→1JALマイル (登録年会費+年間3,300円・税込) |
・お得なボーナスマイル特典
フライトボーナスも用意されており、入会後最初の搭乗時に1,000マイルが、毎年初回の搭乗時に1,000マイルが贈呈される。また、搭乗ごとに通常のフライトマイルに10%分が上乗せされる。
ボーナスマイル
特典 | 付与マイル |
入会搭乗ボーナス | 1,000マイル |
毎年初回搭乗ボーナス | 1,000マイル |
搭乗ごとのボーナス | フライトマイルの10% |
・「JALカードSuica」のJREポイントの還元率
ここまでは、「JALカードSuica」とほぼ同じである。異なるのは、東急グループ各社を中心とする「TOKYU POINT加盟店」で利用した場合、マイルと同時にTOKYU POINTも貯まることだ。ポイント還元率は店舗や年間利用額によって変わるが、通常1~3%で最大10%。また、PASMO定期券の購入で0.5%分のTOKYU POINTが貯まる。
貯めたポイントのJALマイルへの交換レートは、2,000ポイント→1,000マイルだ。
・どんな人が持つとお得か?
「ショッピングマイル・プレミアム」に加入し、毎月の通常利用が10万円、TOKYU POINT加盟店での利用が2万5,000円、定期券購入が2万5,000円の場合の、年間のJALマイルの貯まり方は以下のようになる。
クレジットカード 支払い |
年間 利用金額 |
貯まる JALマイル数 |
備考 |
通常利用 | 120万円 | 12,000マイル | 100円→1マイル |
TOKYU POINT 加盟店 |
30万円 | 3,000マイル | ・100円→1マイル |
1,500マイル (3,000 TOKYUPOINT分) |
・100円 →1TOKYUPOINT (還元率1%の場合) ・2,000TOKYUPOINT →1,000マイル |
||
PASMO 定期券購入 |
30万円 | 750マイル (1,500 TOKYUPOINT分) |
0.5% |
合計 | 180万円 | 17,250マイル | ― |
東急線や東急グループ各社(東急百貨店・東急ストア・109・東急プラザ・東急ハンズなど)を日常的に利用している人なら、効率良くJALマイルを貯められるカードと言えるだろう。
5-3,「JALカードVISA CLUB-Aゴールドカード」――JAL航空券購入で還元率2%
JALカードのゴールドカードは複数のカード会社から、複数の国際ブランドのものが発行されている。そのうちここでは「JALカードVISA CLUB-Aゴールドカード」を取り上げよう。年会費は本会員が1万7,600円(税込)、家族会員が8,800円(税込)となる。
・「JALカードVISA CLUB-Aゴールドカード」の還元率は?
年会費3,300円(税込)のショッピングマイル・プレミアムに無料で自動入会となるため、ショッピング利用100円につき1マイルが貯まり、ポイント還元率は1%となる。
JALグループ各社、エネオス、大丸、松坂屋、イオン、ファミリーマート、トヨタレンタカーなど「JALカード特約店」の利用分はさらに2倍となり100円→2マイルに(ポイント還元率2%)。
また、入会後最初の搭乗時に5,000マイルが、毎年初回の搭乗時に2,000マイルが贈呈。搭乗ごとに通常のフライトマイルに25%分が上乗せされる。
ボーナスマイル
入会搭乗ボーナス | 5,000マイル |
毎年初回搭乗ボーナス | 2,000マイル |
搭乗ごとのボーナス | フライトマイルの25%プラス |
・どんな人が持つとお得か?
陸でも空でもマイルを効率よく貯めながら、空港ラウンジ(国内主要空港+ハワイ・ホノルル)も利用したい人におすすめのカードだ。マイルに関するJAL普通カードとの違いは、ショッピングマイル・プレミアムが無料で自動入会になることとボーナスマイル数などだが、ざっと計算して年間クレジット利用額が230万円ほどを超えない限り、普通カードのほうがお得にマイルを貯められることになる。そこでJALカード入門としては、普通カードのほうが無難だろう。
5-4,「SPGアメックス」―― 高いマイル還元率に魅力的な特典も付帯
旅行や高級ホテルを利用する機会が多い人は、「SPGアメックス(スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード)」を検討してほしい。
年会費は3万4,100円(税込)、家族カードの年会費は1万7,050円(税込)と高額だが、ザ・リッツ・カールトンやJWマリオット、Wホテルといった超高級ホテルを含む世界6,700以上の「マリオットボンヴォイ参加ホテル」で、以下のような特典を受けられる。
- レイトチェックアウト
- 部屋のアップグレード
カード継続時の1泊1室(2名まで)の無料宿泊
これらを考えると、年会費はむしろリーズナブルと言えるだろう。
・「SPGアメックス」の還元率、マイル交換レートは?
カード利用で貯まるのはマリオットボンヴォイ・ポイントで、通常100円につき3ポイント。マリオットボンヴォイ参加ホテルでのカード払いなら100円につき6ポイントが、さらに宿泊時の利用1米ドルにつき12.5ポイントが付与される。
貯めたポイントは40社以上の航空会社のマイルに交換でき、JALマイルへの交換レートは3ポイント→1マイルだ。また、1回の交換で6万ポイント以上を交換すると、6万ポイントごとに1万5,000ポイントがボーナスポイントとして付与される。
貯めたポイントは以下の航空会社のマイルに交換できるため、行き先が限定されることも少ないだろう。
提携航空会社一覧
エーゲ航空 | アシアナ航空 | 海南航空 | カタール航空 |
アエロフロート | アビアンカ航空 | ハワイアン航空 | サウディア航空 |
エアロメヒコ | ブリティッシュ エアウェイズ |
イベリア航空 | シンガポール航空 |
エアカナダ | キャセイ パシフィック |
ジェット エアウェイズ |
南アフリカ航空 |
エアチャイナ | 中国東方航空 | 日本航空 (JAL) | サウスウエスト航空 |
エールフランス/KLM | 中国南方航空 | ジェットブルー航空 | ポルトガル航空 |
ニュージーランド航空 | コパ航空 | 大韓航空 | タイ国際航空 |
アラスカ航空 | デルタ航空 | LATAM航空 | ターキッシュ エアラインズ |
アリタリア航空 | エミレーツ航空 | ルフトハンザ ドイツ航空 |
ユナイテッド航空 |
ANA | エティハド航空 | Multiplus | ヴァージン アトランティック航空 |
アメリカン航空 | フロンティア 航空 |
カンタス航空 | ブエリング航空 |
エアリンガス |
・どんな人が持つとお得か?
年会費が高額なのは気になるところだが、100円→1マイル(マイル還元率1%)と通常のマイル還元率が比較的高く、対象ホテルでのポイントアップや交換時のボーナスポイント付与があるのは、マイルを貯めている人にとってはうれしいはずだ。超高級ホテルで特典が提供されることも考えると、むしろリーズナブルと言える。「海外旅行は贅沢に」と考える人は、積極的に検討したい1枚だ。
5-5,「イオンJMBカード」――マイル還元率最大2%に
「イオンJMBカード(JMB WAON一体型)」はJALマイルが貯まるイオンカードだ。年会費無料で作れるこのカードは、クレジット機能、JALマイレージカード、電子マネー・WAON機能が1枚に搭載され、国際カードブランドはVisa、Mastercard、JCBから選べる。
・「イオンJMBカード」の還元率、マイル交換レートは?
通常のカード利用200円(税込)につき1マイルが付与されるほか、以下のマイルも獲得できる。
- WAONの利用でも200円(税込)につき1マイル
毎月5日・15日・25日「お客さまわくわくデー」のWAON利用で200円(税込)につき2マイル
そのほかJALマイレージカードの機能としてフライトマイルを貯められるほか、以下の場合にボーナスマイルを獲得できる。
- JALマイルの提携店(ネットショップ・実店舗)での提示
- 提携のホテル・レンタカー予約
・どんな人が持つとお得か?
このクレジットカードには旅行傷害保険などは付帯しないが、イオンでの特典(毎月20・30日にイオングループ店舗で5%オフなど)を受けられる。WAONとイオンをよく使う人で、初期費用をなるべくかけずに「陸マイラー」を始めたいなら、うってつけの1枚と言えるだろう。
6,自分に合うカードの見極め方は?
ANAマイルが貯まるクレジットカード5枚と、JALマイルが貯まるクレジットカード5枚を紹介した。どれに申し込めばいいかわからないという人は、「普段どんな生活をしているか」「どんな旅行をしたいか」を考えてみるといいだろう。
「普段どんな生活をしているか」というのは、該当するクレジットカードの特徴を活かせる場面が普段の生活にあるかどうかということだ。通勤に東京メトロを使うのであれば「ソラチカカード」、JR東日本なら「JALカードSuica」、イオンが近くにあり、よく買い物をするなら「イオンJMBカード」を選ぶと、効率よくマイルを獲得できるだろう。
「どんな旅行をしたいか」は、「カードに付帯する旅行関係の特典などに利用したいものがあるかどうか」という意味だ。高級ホテルに泊まるよりも、バックパッカーのような旅を好むなら、年会費の高い「SPGアメックス」などは必要ないだろう。
普段の生活と望む旅行をよく考えてみると、自分に合うクレジットカードは自ずと絞り込まれるはずだ。
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