その後も釣り続け、30分ほどで5匹のカサゴをキャッチ。サイズはアレだが、初めての釣法で釣れたことがうれしい。そして風がさらに強くなってきた8時すぎに終了。わずか2時間足らずの実釣で杉山さんは20匹以上のカサゴをキャッチ。遅れてきた浅井さんも2ケタはクリアしていた。

釣り荒れが進んでいるイメージのベイエリアだが、杉山さんと浅井さんに聞くと25cmクラスまでは出るらしい。しかもこの感じだと、相当な数のカサゴが潜んでいると思われる。
この好調は今年だけのものなのか、それとも毎年こんな感じなのか2人に聞くと、毎年春にはこれぐらい釣れるらしい。もちろん年によって多い少ないはあるが、今年は平均的とのこと。平均的でこれほど釣れるとは。
最後に
最後に注意点を3つ。1つ目は必ず潮位が高い時間帯に釣行すること。ド干潮の時間帯にはカサゴが着くはずのカキ殻が海面上に露出してしまうためだ。必ず潮汐表を確認してから出かけるようにしたい。
そして2つ目。非常にイージーに釣れてしまう壁際&表層レンジのカサゴだが、成長の遅い魚であり釣れるだけキープしてしまうと魚影はあっという間に薄くなる。キープNGとは言わないが、持ち帰りは食べる分、最小限にとどめておくことを強くお願いしたい。

3つ目は実際やってみて思ったのだが、この釣りは護岸から身を乗り出すことが多い。テンションが上がり過ぎて足を踏み外すことのないよう十分に注意してほしい。もちろんライフジャケットの着用は必須だ。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>