3月18日の夕方、霞ケ浦ふ頭で杉山さんと合流し、早速2台の車でポイントに向かう。

狙うポイント

さて今回のメインターゲットはカサゴ。まれにムラソイやタケノコメバルも交じるが、釣果の99%はカサゴとのこと。そして狙うポイントはずばり足元の壁際。しかも水深3mまでの表層レンジとのことだ。

カサゴ=底というイメージを持っているアングラーは多いと思う。それは決して間違ってはいないが、正確には底にある障害物にタイトに着いていることがほとんど。つまり障害物があれば、底でなくてもカサゴは着くのだ。

堤防の足元でカサゴが続々ヒット【三重・霞ケ浦ふ頭】ワーム・メタルジグいずれにも好反応壁際に落とし込む(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

では足元の壁際、しかも表層レンジに障害物があるのかと聞かれれば、この時期多くのカキ殻が付着する。このカキ殻にカサゴがわんさか着くのだ。

そしてもうひとつのキーワードが明かりだ。大型船やタンカーが着岸していると、中の明かりがもれて一晩中海面を照らす。この明かりにカサゴのエサとなるベイトが寄る。カサゴはこのベイトを狙って、身を隠せるカキ殻が付着した壁際にタイトに着いているのだ。

つまり壁に多くのカキ殻が付着して、さらに明かりが海面を照らしているポイントであればどこでも狙える。底付近を狙ってもいいが、ヒット率は激減。深くても水深3mまでとのことだ。

タックル

ここでロックフィッシュを狙うためのタックルについて説明しよう。杉山さんがメインで使用しているのはアジングロッド。長さは5.8ftだが、慣れないうちは7ft前後がお勧め。足元を狙うためキャストすることはほぼないが、ヒット後はロッドを前に突き出してカサゴを壁から一気に引き離すため、ややリーチがあった方が使いやすい。

堤防の足元でカサゴが続々ヒット【三重・霞ケ浦ふ頭】ワーム・メタルジグいずれにも好反応(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

リールは2000番クラスのスピニング。巻き取り量の多いハイギアタイプがお勧めだ。そして大事なのがライン。昨今感度重視のPEラインやエステルラインを使う人が増えているが、杉山さんによればこの釣りはフロロカーボンライン一択。

堤防の足元でカサゴが続々ヒット【三重・霞ケ浦ふ頭】ワーム・メタルジグいずれにも好反応スピニング&ベイトを用意(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)