目的変数Y:2022年10月1日〜2023年1月31日の人口100万人あたりの超過死亡
説明変数X1:2022年12月初旬の人口100人あたりの追加接種回数
説明変数X2:2022年10月1日〜2023年1月31日の人口100万人あたりのコロナ死
説明変数X3:2020年1月12日〜2022年9月30日までの人口100万人あたりのコロナ死
説明変数X4:2022年10月1日〜2023年1月31日までの人口100万人あたりのコロナ感染者数
X3によって、ワクチン接種前の超過死亡が、その後の超過死亡に影響したかを知ることができる。
その結果、説明変数のなかで、X1のP値は0.04で統計学的に有意であり、X3のP値は0.34であった。すなわち、ヨーロッパの4カ国は過小死亡となっているのに、日本で超過死亡が続いているのは、ワクチン接種を続けているからであって、ワクチン接種前にハイリスクのグループが死亡したからではないことを示している。
日本を含むリアルワールドデータの検討によって、コロナワクチンには死亡予防効果は見られず、未接種群と比較して接種群の方が、かえって死亡率が高いという結果とも一致する。
リアルワールドデータによるコロナワクチン接種回数別全死因死亡率の検討

リアルワールドデータによるコロナワクチン接種回数別全死因死亡率の検討
わが国では、小規模な臨床研究をもとにして得られた重症化や入院予防効果が、コロナワクチン接種を推奨する根拠とされている。
しかし、ワクチン接種後に心血管障害などで死亡する症例もあることから、研究者の間では、ワクチンのメリットとデ...
感染症専門医は、超過死亡の増加、とりわけワクチン接種との関連については否定的である。昨年11月に発行された日本内科学会誌に掲載されたワクチン特集記事で、谷口俊文氏は次のように述べている。