今となっては、とはいったが、それでも、やはり言いたい。これまで万博に反対していた維新以外の野党も「万博開催は間違っていたが、中止できないこの時点まで来たら、これ以上国益を損なわないよう、今までの消極的な姿勢を変え、国益を最大にすることに徹底的に貢献することを宣言します」とならないのだろうか(なんなら「維新の失敗は終了後に徹底追及します」くらいは表明したらいい)。
マスコミは儲かればいい(視聴率を取れればいい)ので、関西以外の局は、オリンピックのようにギリギリまで無視して、今は他の報道で視聴率を稼ぎ、万博が始まってから手のひらを返すつもりだろう。
現時点の消極的な報道のレベルは「開催前から我が局は応援してました」というマスコミのアリバイ作りのような気がする。マスコミがここまでするのが「維新憎し」という理由ならとんでもない話だが、視聴率の話だけなら、 (本来、自然発生的な報道であるべきであるが)ここまでくればマスコミ得意の世論誘導という手を使えば、最初は興味がない人が多くとも、日本国の一大イベントとして各局が盛り上げることで話題になり、視聴率もとれるはずである。
そうでなくとも、維新以外の野党の方針変換が追い風になれば、マスコミの論調も変わるだろう。国益と報道姿勢は両立するはずである。
野党もマスコミも、こういった、政局や思想、視聴率優先から、「国益重視」にそろそろ切り替えられないのかなぁ。
※ 静岡以外ではどうなっているのかわかりませんが、フジテレビもどうせ差し替えるならACでなくて万博応援CMでもガンガンすればいいのに・・・関西のTV局には使えるCMネタはあるはずだし、スポンサーなどの関係があっても、それくらいフジが頑張れば何とかなると思うけど・・・(フジにとっては挽回のチャンスですよ!)。
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田中 奏歌
某企業にて、数年間の海外駐在や医薬関係業界団体副事務局長としての出向を含め、経理・総務関係を中心に勤務。出身企業退職後は関係会社のガバナンスアドバイザーを経て、現在は隠居生活。