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皆さんは来月、万博がはじまることをご存じでしょうか。

バカなことを聞くようだが、最近大阪に行き、当たり前とはいえ、やはりあまりの温度差に驚いた。大阪ではテレビをはじめいろんなところで万博を盛り上げているのである。しかもゴールデンタイムでも。

ところが私の住んでいる静岡では、万博のことを取り上げている全国ネットのメディアはあまり見かけない。万博は大阪だけのものではないのに、大阪だけのイベントのようである。

本来なら今頃は全国ネットで、切符の買い方や場内での楽しみ方その他万博の満喫のしかたを各メディアが競ってやっているべき時期ではないだろうか(少し遅い気もするが、ディズニーランドの楽しみ方の番組があるのだから、それよりもすごいはずである万博の特番が、1ヶ月前の今、ガンガンあってもおかしくはないはずでしょう)。

大阪との違いにあまりにも驚いたので、もはや遅きに失しているかもしれないが、それでも一筆書かせていただくことにした。数ヶ月前、開催半年前のタイミングになっても万博を応援しないことの愚について書いたが、あえて、前回とほとんど同じことを書かざるを得なかったことは、ご容赦ください。

野党やマスコミはなぜ万博にふれないのだろう? --- 田中 奏歌
先日大阪に行き、気がついた。それは来年、万博がある、ということである。 大阪万博の開催まであと7ヶ月を切ったらしい(2025年4月13日~10月13日)。今は総裁選・代表戦とそれどころではないのかもしれないが、もう目の前なのに...

私は数ヶ月前の投稿に

「夢洲・舞洲などの大阪の埋め立て地を活用するという名目で、維新の会がカジノを呼ぶために万博を誘致したと思っている。万博による地域活性化という聞こえのいいイベントを誘致し、その跡地はもったいないのでカジノしかないね、という、そういう目的の万博開催だと考えている。成功裏に終われば大きな経済効果があるので、それも期待しての開催ということは認めるにしても、カジノが透けて見えるだけにいい気がしない」