
2024/25シーズンのSOMPO WEリーグ第13節、サンフレッチェ広島レジーナ対三菱重工浦和レッズレディース(エディオンピースウイング広島/0-0)が3月8日に開催され、同リーグ史上最多の2万156人の観客動員を記録した。
昨年9月に開幕し、ウインターブレイクを経て今節より後半戦が再開したWEリーグ。カップ戦覇者の広島とリーグ2連覇中の浦和による好カードとなったこの一戦では、観客動員1万人を目指すプロジェクトが開催され、会場には多くの観衆が詰めかけた。
ここでは、史上最多の観客動員を記録したものの、WEリーグがこれを続けていく上での問題点を指摘し、欧州との比較、さらに集客へのアイデアを示していきたい。

これまでの女子サッカー最多入場者数
これまでのWEリーグ最多入場者数は、2022年5月14日に行われた2021/22シーズンWEリーグ第21節INAC神戸レオネッサ対浦和(国立競技場/0-1)で記録した1万2,330人だ。WEリーグの観客動員数が1万人を超えた試合は、4シーズンの中でこの2試合しかない。
ちなみに、WEリーグ以外の公式戦では、昨2024年12月29日に開催されたクラシエカップ決勝・広島対INAC神戸レオネッサ(国立競技場/1-0)の2万1,524人が最多だ。
国内における女子サッカーリーグ最多入場者数は、WEリーグ創設前の2011年8月6日、プレナスなでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)第2節アルビレックス新潟レディース対INAC神戸(東北電力ビッグスワンスタジアム/1-2)の2万4,546人。
国内女子サッカーの最多入場者数は、2004年4月24日に開催されたアテネオリンピック2004アジア地区予選を兼ねたAFC女子アジアカップ予選大会の日本女子代表(なでしこジャパン)対北朝鮮(国立競技場/3-0)の3万1,324人となっている。