従来の免許証が手元にあれば有効期間や運転免許の種類を確認できますが、マイナ免許証の券面には免許情報が記載されません。そのため、読み取りアプリで不具合が生じると、正しい情報がわからなくなってしまう可能性も。
上の例では、入っているデータ自体に誤りはなかったようで、アプリの不具合も2025年3月25日時点で解消していますが、不安な方は免許情報を手元に控えておくと安心でしょう。
このように、運用開始からしばらくは混雑とトラブルで手続きに時間がかかりそうです。しかしそれだけマイナ免許証に興味のある方が多いということでもあります。実際のマイナ免許証の認知度や知っておきたいメリット・デメリットについて、次項以降で見ていきましょう。
マイナ免許証にしたい方の割合は?最新調査データより
運転免許証とマイナンバーカードを一体化させたマイナ免許証の運用がスタートしたといっても、取得は義務ではありません。今後は以下の3つから、免許証の持ち方を選択できます。
〈免許証の持ち方〉
- 従来の免許証のみを持つ
- マイナ免許証と従来の免許証の両方を持つ
- マイナ免許証のみを持つ
カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」の調査*によると、運転免許保有者のうち、マイナ免許証を取得したい方は60.3%と半数を超えています。ただし、マイナ免許証のみを持つと回答した方は全体の約2割という結果でした。
同調査によれば、マイナ免許証を「知っている」「聞いたことがある」という方は運転免許保有者の約83%。認知度は高いものの、一体化に消極的な方が40%近くいる理由として、情報漏洩や悪用のリスクを懸念する声が多く聞かれました。
そこで、次項ではマイナ免許証のメリット・デメリットを見ていきましょう。
3つの持ち方の違いをわかりやすい比較表でチェックする
*定額カルモくんが、2025年2月21日~28日に全国の男女2,206人(うち運転免許保有者は1,857人)を対象として行ったインターネット調査。以下「定額カルモくんの調査」については同様