やがてホットスポットを見つけた杉山さん、入れ食いモードに突入。仕掛けを入れればアタる状態で、バケツの中はあっという間にハゼだらけ。

9月とはいえ、この日は猛暑日。いつまでもハゼをバケツに入れておくと知らぬ間に死んでしまい、そのまま傷むこともある。ある程度釣ったら、氷をたっぷり入れたクーラーに移し替えることが大事だ。

亀崎漁港のチョイ投げ釣りで本命ハゼが入れ食い!【三重】針のサイズダウンが奏功人工エサもおすすめ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

次々にハゼを上げる杉山さんだが、空振りやバラシも目立つ。「ちょっとハリの選択をミスった」という彼のハリはハゼバリ8号。潮が下がって食いが渋くなったことも要因の1つだろうが、ハリが若干大きすぎたかもしれない。

ハリを7号に落とすとコンスタントにヒットするようになり、予定の20匹には1時間半ほどで到達。その後はハリをのんだもの以外はリリースしていく。あまり釣りすぎると後の処理が大変なことになるので、キープしすぎには注意したい。

23匹キープ

結局2時間ほど釣ってキープは23匹、リリース多数。ちなみにこの亀崎港は揖斐川につながっており、そこからクロダイやセイゴなどの魚も入ってくる。この日は先日の台風で流されてきたと思われるブラックバスがヒット。小バスだが、思わぬゲストにびっくりしたひと幕もあった。

そして今回最大のびっくりが、20cm近いヒネハゼ。おそらく越年した個体だろう。ウロハゼかと思ってよく見るが、どう見てもマハゼ。コレは刺し身や~!と杉山さんは大事にクーラーに仕舞い込んでいた。

亀崎漁港のチョイ投げ釣りで本命ハゼが入れ食い!【三重】針のサイズダウンが奏功愛らしい顔つきのハゼ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

また注意したいのがエイ。この日も足元を数匹のエイが優雅に泳いでいった。万が一ハリに掛かった場合は、無理に上げずハリスを切ってリリースするようにしよう。

今回は亀崎で実釣を行ったが、三重県鈴鹿市の楠漁港、愛知県愛西市の木曽川立田地区など、ハゼの好ポイントはたくさん存在する。いずれも足場が良く、ハゼの魚影も濃い。少しだが秋めいてきて、朝晩が涼しくなった。家族でぜひ楽しいハゼ釣りに出かけていただきたい。