ミチイトはPEライン1.5~2号。初めての人は2号がお勧め。必ず300mは巻いておく。これはタチウオの歯で、高切れすることがあるから。200mしか巻いてなくて100m出したところで切れてしまったら、残りのイトでは心もとない。

これでリーダーとしてフロロカーボンライン6~8号を3mほど接続する。この先にスナップ付きスイベルを結んでおく。このスナップにテンヤをセットすれば完了だ。

テンヤ

肝心のテンヤについてだが、これも各メーカーから多種多様なテンヤが販売されている。重さは伊勢湾の場合、50~60号がメインで、60号を使う場面が多い。リーダーやミチイトを切られることもあるので、必ず4~5個は用意しておこう。

伊勢湾エリアのテンヤタチウオ釣り入門 【タックル・仕掛け・エサ・釣り方を徹底解説】50~60号を用意(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ヘッドのカラーについてだが、筆者的には正直あまり食いに関係がないように思う。強いていえば、曇りや雨などローライトのときはグローが入っているカラーが目立つかも……という程度。こちらは好みで選べばいいと思う。

エサ

エサは冷凍イワシがメイン。エサ店で購入するなら、3~4パックは必要だ。事前にスーパーでイワシを売っていれば30匹ほど購入しておき、タッパーで塩にうずめておく。2~3日ごとに抜けた水分と塩を捨てて、新しく塩をたっぷり振りかけておく。

伊勢湾エリアのテンヤタチウオ釣り入門 【タックル・仕掛け・エサ・釣り方を徹底解説】しっかり塩で締める(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

しっかり塩で締めて身を硬くしておかないと、すぐに身が崩れてしまう。1週間ほど締めたら、ジッパー付きの袋に10匹ずつ小分けにして、冷凍しておく。目安だが、1回の釣行で使うイワシの数は、30匹ほどあれば足りるだろう。

また他にサンマを3枚に下ろしたものを、テンヤにぐるぐる巻きつけるという付け方もある。このサンマの場合も、しっかり塩で締めておく。

ちなみにエサ用、飲料用に小さめのクーラーを用意しておくと便利だ。

エサの付け方

エサの付け方だが、イワシをテンヤ上部の固定用のハリに腹からまっすぐ差す。付属のワイヤーをイワシの頭部から尻尾の方にかけて巻きつけ、尻ビレ辺りまで巻いたら、折り返して頭部へ巻きつける。最後はテンヤのアイに巻いて終わり。