国際社会は、表向きは、アルシャバブの撲滅を掲げている。しかし15年にわたる治安作戦を経た今では、アルシャバブの完全な撲滅は不可能だ、という感覚が、常識的である。

それにしてもAUSSOMは、4年のうちに治安権限を全てソマリア連邦政府に渡すことを目標にしている。果たしてそれは可能なのか。エチオピアとエジプトの間の対立という副次的要因が悪化していく要素になってしまわないのか。今後も注視が必要である。

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