「この前の練習で、そこ(センターバックとサイドバック間)に降りてもあまり効果的でなかったですね。あと、昨シーズンは(清家)貴子がいたので、彼女と(遠藤)優を前に上げるという効果的な人の使い方ができたんですけど、(新シーズンから)サイドハーフが変わりました。そういうことを踏まえながら、(味方センターバックとサイドバック間へ)入ったほうが良い時とそうでない時の使い分けをちゃんとしようと思っていました。今日はそこに入ったところで(効果がない)と思ったので、入らないようにしていました」

長嶋と栗島のコメントを照らし合わせると、この試合ではセンターバックとボランチでプレーの意図が噛み合わなかった模様。この点の擦り合わせを新シーズンに向けする必要があるだろう。

WEリーグ3連覇と、昨季果たせなかったWEリーグカップと皇后杯優勝。そしてアジア最強の称号がかかる、AFC女子チャンピオンズリーグの制覇。これら全てを果たすには、前述の通り解決しなければならない課題が攻守両面であり、この難易度は高い。浦和にとって前途多難な2024/25シーズンとなりそうだ。