シーズンの終わりは、浅場でしか成立しにくい釣りであることを考えると、水温が下がって深場へ落ちる前の10月はじめぐらいまで。それ以降になると、浅場に居ても活性が低かったり、成長して警戒心が増しルアーを追わない場面も多くなります。

ハゼクラ攻略5つのポイント 【ルアー・釣り方・フック・場所・潮汐】を徹底解説大きなルアーにも果敢にアタックしてくる(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

潮汐と天気も重要

ルアーでハゼを狙う場合は、活性の高いタイミングで釣行することが非常に重要です。潮汐(潮の満ち引き)はハゼの活性に密接に関係する条件で、ハゼは潮が動かないタイミングでは活性が下がることが多く、生エサを使っても釣れないこともあります。特に上げ潮とともに浅場に差して捕食を行うというパターンが多いので、満潮前後の潮が動くタイミングを狙うのがベストです。

また、天気も意外と重要で、ハゼはクランクベイトそのものや、底を小突いて立てる土煙を見てルアーを追うので、前日や当日に雨が振っているような状況も難易度が上がります。潮汐と天気も意識して釣行日を決めましょう。

ハゼクラのタックルとライン

ロッドはアジングやメバリング用のライトソルトゲームロッドや、トラウトロッドなどが最適です。リールは1000~2000番台の小型スピニングリール。ラインはPEラインの0.3~0.5号程度がおすすめです。

根ズレ防止のためリーダーは必須。簡単なトリプルエイトノットなどでいいのでフロロカーボン1.5号前後を30cmくらい直結します。リーダーの先にはスナップを付けるとルアー交換がしやすく、SやSSサイズの小さなものを使用しましょう。

使うクランクベイト

活性が高い浅場に居るハゼを狙うのが基本なので、使うクランクベイトは放っておくと水面に浮くフローティングタイプをメインに使用します。沈んでいくシンキングタイプも水深のある場所では使いやすいですが、根掛かりでのルアーロストが多くなりやすいので注意が必要です。