ハゼは往来エサで狙うのが一般的でしたが、近年ルアーで狙う方法も確立されてきました。ハゼを狙ったルアーフィッシングの代表的な釣り方が、クランクベイトで狙う通称「ハゼクラ」。今回はこのハゼクラのタックルなどの基本とおすすめルアー、釣り方のコツ、釣れない場合の原因などを解説していきます。

(アイキャッチ画像提供:吉田光輝)

ハゼクラ攻略5つのポイント 【ルアー・釣り方・フック・場所・潮汐】を徹底解説

ハゼをルアーで釣るハゼクラ

ハゼは視覚でもエサを追うため、ルアーでも釣ることができます。釣果はエサ釣りに劣ることもありますが、いかにハゼにルアーを食わせるかという駆け引きがこの釣りの魅力です。

ハゼをルアーで狙うための代表的な釣り方が「ハゼクラ」です。ハゼクラでは小刻みに体を振ってアピールするクランクベイトというルアーを使いますが、ハゼへのアピール力も高く、何尾も追尾してくるという光景も珍しくありません。

そんな視覚的にも楽しいこの釣りですが、ハゼの口より大きいルアーを使うため、追ってはくるものの掛けられずに釣れないといった場面も多いです。そこで、ハゼクラでハゼを釣るための基本やコツを紹介しましょう。

ハゼクラに向いた場所

ハゼは底に棲む魚なので、クランクベイトもボトムを泳がせるのが基本。あまり水深が深い釣り場だとクランクがボトムまで潜り切らないので、河口域の干潟や汽水域の水路などのシャロー(浅瀬)エリアが最適な釣り場となります。基本的には水深1m以内の釣り場を選びましょう。

ハゼクラ攻略5つのポイント 【ルアー・釣り方・フック・場所・潮汐】を徹底解説遠浅の干潟などがハゼクラに向く(提供:吉田光輝)

そのうえで、杭や岩、アシ、カキ瀬などハゼが身を隠しやすい障害物が多い釣り場が狙い目となります。

ハゼクラ攻略5つのポイント 【ルアー・釣り方・フック・場所・潮汐】を徹底解説障害物の多い釣り場を選ぼう(提供:吉田光輝)

ハゼクラに最適な時期

ハゼ釣り自体は6~7月の初夏にシーズンインを迎えますが、ハゼクラはハゼの体のサイズに比べると大きいルアーで狙う釣りなので、ハゼが小さい初夏にはフッキングしづらいことがあります。そのため、10cm程度までハゼが成長しだす8月以降が狙いやすいシーズンと言えるでしょう。