人気ゴールドカード10枚の総合と各項目を比較し、おすすめをTOP10ランキングで紹介。年会費や審査難易度などの基本から、各クレジットカードの優待・サービスの特徴と、選ぶ際の注意点も含めて解説しよう。ゴールドカードを選ぶ際の参考にしてもらいたい。

目次
1,ゴールドカードおすすめ総合ランキングTOP10
2,ゴールドカードとはどのようなグレードなのか?
3,ゴールドカードの審査難易度と限度額
4,ゴールドカードの主な3つの特徴
5,ゴールドカードのポイント還元率ランキングTOP10
6,ゴールドカードの年会費ランキングTOP10
7,ゴールドカードの空港ラウンジ利用サービスランキングTOP10
8,ゴールドカードの付帯保険ランキングTOP10
9,人気ゴールドカード10枚の基本スペックを比較
10,ゴールドカードを選ぶ時のポイント

1,ゴールドカード総合おすすめランキングTOP10 還元率、年会費、空港ラウンジ、付帯保険の総合力

最初に、人気のゴールドカード10枚の還元率、年会費、空港ラウンジ、付帯保険の各項目を合算した独自の総合おすすめランキングを発表しよう。これは

  1. ポイント還元率、年会費、空港ラウンジサービス、付帯保険の各項目をランキング
  2. 各項目で1位10ポイント、2位9ポイント……10位1ポイントを付与
  3. 各項目で取得したポイントを足し合わせて、総合力を算出 という集計方法で算出したものだ。
     

詳細は、後述の各項目ランキングを参照してほしい。

なお、「JAL CLUB-Aゴールドカード」と「ANA ワイドゴールドカード」は、それぞれ複数の国際ブランドから選択できるが、ブランドによって付帯保険の内容が異なるので、ここでは前者はJCBブランドのものを、後者はVISAブランドのもののみ取り上げることにした。
 

2,ゴールドカードとはどのようなグレードのカードなのか?

項目別ランキングを紹介する前に、ゴールドカードとはどのようなクレジットカードなのかを解説していこう。

一般的にゴールドカードとは、普通カード(一般カードとも)の1つ上位にあたり、普通カード→ゴールドカード→プラチナカード→ブラックカードという順にランクが上がっていく。上位のカードをステータスクレジットカードと呼ぶことがあるが、ゴールドカードはまさにその入り口となるグレードだ。

同じカード会社であれば、普通カードよりもゴールドカードのほうが特典・サービスの内容は当然充実している。しかし、カード会社によって内容には差があり、他社のゴールドカードよりも特典・サービスが劣るゴールドカードや、他社のプラチナカードに匹敵するゴールドカードもある。

【人気のゴールドカードを比較】

カード名 dカード GOLD 楽天ゴールド 三井住友カード ゴールド JCBゴールド セゾンゴールド・アメリカン
・エキスプレス・カード
デザイン dカード GOLD 楽天ゴールドカード 三井住友カード ゴールド JCBゴールド セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 11,000円 2,200円 11,000円
※初年度無料
11,000円
※初年度無料
11,000円
※初年度無料
通常還元率 1.0% 1.0% 0.5% 0.5% 0.75%
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3,ゴールドカードの審査難易度と限度額

ゴールドカードは一般カードと比較した場合、申し込みのハードルはどのくらい上がるのだろうか?

審査難易度――申し込み条件がそもそも異なる場合も

同じカード会社の普通カードと比較した場合、年齢・収入の有無などの条件や、審査難易度(年収条件・勤続年数など)はゴールドカードのほうがより高く設定されている。

審査基準は各社とも非公開となっているため口コミの情報になってしまうが、例として「三井住友カード」(一般カード)と「三井住友カード ゴールド」を比較してみよう。
 

カード名 審査に通る年収基準 申し込み条件
三井住友カード 200万円以上 満18歳以上の方
(高校生は除く)
三井住友カード ゴールド 300万円以上 原則として、満30歳以上で、
ご本人に安定継続収入のある方

公式サイトの申し込み条件を見てみても、やはりゴールドカードは一般カードよりも、年齢と収入についてより厳しい条件となっている。 限度額――ゴールドカードの利用限度額はクレジットカードごとに異なる ゴールドカードの利用限度額の上限は、200万~300万円というものが多い。たとえば、「三井住友カード」は200万円、「楽天プレミアムカード」は300万円が上限だ。

なお、「ダイナースクラブカード」と「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」については、一律の利用限度額が設けられておらず、会員のカード利用・支払い実績に応じて個別に設定される。

同じカード会社であれば、一般的に普通カードよりもゴールドカードのほうが利用限度額の上限は高くなる。ただし、会員個人の利用限度額は審査によって設定されるため、普通カードからゴールドカードに切り替えたからといって、無条件に利用限度額が上がるわけではない。

4,ゴールドカードの主な3つの特徴 ポイント還元率アップ、ラウンジ無料利用、付帯保険の充実

ゴールドカードには、旅行やグルメをお得に楽しむための特典・サービスが付帯する。カードによって内容は異なるが、一般的には以下のような共通の特徴があると考えていいだろう。

特徴1,ポイント還元率アップや各種優待も

普通カードと比べて、ポイント獲得率が高い、交換レートが良いなど、優遇されることが多い。また空港やレストラン、ホテル、レジャー施設、ゴルフ場などで使用できる優待も充実しているものが多い。

特徴2,国内主要空港のラウンジを無料で利用できる

快適なソファーでフリードリンクや軽食を楽しみながら、くつろいでフライトを待つことができる空港ラウンジが無料で利用できる。国内主要空港のほか、ハワイ・ホノルルの空港ラウンジを利用できるものも多い。また、一部のカードでは海外空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」も提供される。

特徴3,補償内容がより充実した付帯保険

旅行中のケガや疾病による治療費などを補償する旅行傷害保険や、カードで購入した商品の破損・盗難などを補償するショッピング保険が付帯する。一般的に、普通カードに付帯する同種の保険よりも補償金額が高く、補償内容が手厚くなっている。

ここで紹介したゴールドカードの特徴は一般的なもので、カード会社によって具体的な内容は異なる。それを踏まえて、次は人気ゴールドカードの項目別ランキングを紹介していこう。

5,ゴールドカードのポイント還元率ランキングTOP10――「ANA VISA ワイドゴールドカード」は2%還元

ポイント還元率のランキングでは通常ポイントのみを対象とし、特定加盟店でのボーナスポイントや、リボ払いが条件のポイントアップは考慮していない。また、ポイントを利用・交換できる対象のうち、価値がはっきりしていて最も還元率の高いものを適用して最終的なポイント還元率を算出した(商品券や使い道が限定される交換対象は除外)。

なお、マイルに関しては1マイル→2円相当として換算。同程度の還元率の場合は、年会費がより安いものを上位とした。
 

順位 カード名 獲得
ポイント
還元率 備考
1位 ANA VISA
ワイドゴールド
カード
Vポイント 2% ◆ANA航空券購入で4%(100につき2マイル)
◆入会・継続時に2,000マイル贈呈
◆搭乗ボーナスマイル25%
◆セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでポイント5倍
◆選んだ3つの対象店舗でポイント2倍
◆「ポイントUPモール」で最大20倍
2位 JAL JCB CLUB-A
ゴールドカード
JALマイル 2% ◆JALカード特約店で4%(200円につき4マイル)
◆入会後初搭乗時に5,000マイル贈呈、以降毎年初搭乗時に2,000マイル贈呈
◆フライトマイル25%プラス
3位 dカード GOLD dポイント 1% ◆ドコモの携帯料金・ドコモ光の料金分は10%
◆「ポイントUPモール」利用で最大10.5倍
3位 楽天プレミアム
カード
楽天スーパー
ポイント
1% ◆楽天市場で最大5%(選べるサービス「楽天市場コース」で最大6%に)
◆誕生月は楽天市場・楽天ブックスで+1%
5位 セゾンゴールド・
アメリカン・エキスプレス・
カード
永久不滅
ポイント
0.9%
(ANA
マイル
移行時)
◆海外利用時1.2%(ANAマイル移行時)
◆「セゾンポイントモール」で最大30倍
6位 三井住友カード
ゴールド
Vポイント 0.6%
(ANA
マイル
移行時)
◆セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドで5倍
◆選んだ3つの対象店舗でポイント2倍
◆「ポイントUPモール」利用で最大20倍
6位 JCBゴールド Oki Doki
ポイント
0.6%
(ANA
マイル
移行時)
◆海外利用時2倍
◆スターバックスカードチャージ分10%
◆「Oki Doki ランド」で最大20倍
◆年間利用金額に応じ最大0.86%に
8位 ビューゴールド
プラスカード
JRE POINT 0.5% ◆JR東日本の利用(Suica、定期券等)で1.5%
◆年間利用金額に応じ最大1万5,500円相当ポイントがプレゼント
9位 ダイナースクラブ
カード
ダイナース
クラブ
リワード
プログラム
0.4%
10位 アメリカン・
エキスプレス・
ゴールド・
カード
メンバー
シップ・
リワード
0.3%

ここでは通常ポイントのみで比較したが、実際に利用する際はボーナスポイントやポイントアップも重要になる。

たとえば、ドコモの携帯電話やドコモ光の利用者なら、「dカード GOLD」ではその利用分のポイント還元率が10%となるので、このカードが最もポイントが貯まるカードになるはずだ。また、「ANA VISA ワイドゴールドカード」は、通常ポイントとは別にセブン-イレブンでの利用で200円につき1マイルが付与される。

日常的に利用するお店でボーナスポイント付与などの特典があるかどうかは、申し込む前に調べておきたい。

6,ゴールドカードの年会費ランキングTOP10――年会費は1万円が多い

年会費のランキングでは、安いものを上位にし、年会費割引制度があるカードの場合は割引後の金額を採用している(リボ払いや年間利用額が割引条件の場合は除外)。各社公式サイトでは税込、税別表記が混在しているため、税込み表記の場合は消費税10%分を除外した金額でランキングを作成した。
 

順位 カード名 年会費 年会費割引など
1位 三井住友カード
ゴールド
1万円
(税別)
年会費割引特典の最大限の適用により4,000円(税別)に
1位 dカード GOLD 1万円
(税別)
1位 楽天プレミアムカード 1万円
(税別)
※1万1,000円
(税込)
1位 JCBゴールド 1万円
(税別)
1位 セゾンゴールド・
アメリカン・エキスプレス・
カード
1万円
(税別)
1位 ビューゴールドプラスカード 1万円
(税別)
※1万1,000円
(税込)
7位 ANA VISA
ワイドゴールドカード
1万4,000円
(税別)
※1万5,400円
(税込)
年会費割引特典を適用すると1万450円(税込)に
8位 JAL JCB CLUB-A
ゴールドカード
1万6,000円
(税別)
1万7,600円
(税込)
9位 ダイナースクラブカード 2万2,000円
(税別)
10位 アメリカン・エキスプレス・
ゴールド・カード
2万9,000円
(税別)
※3万1,900円
(税込)

年会費は、「税別1万円」というカードが多い。ゴールドカードの年会費が高いか安いかを判断する際の基準になるだろう。

年会費は安いに越したことはないが、自分が必要とする特典・サービスが十分に備わっていなければ、どんなに安くても意味がない。「安いから」という基準でカード選びをしないように心掛けたい。

7,ゴールドカードの空港ラウンジ利用サービスランキングTOP10――プライオリティ・パスが付帯するカードも

ゴールドカードには、基本的に国内の主要空港ラウンジを無料利用できるサービスが付帯している。ハワイ・ホノルルなど一部海外空港のラウンジも対象になるものも多い。また、一部のカードでは、海外主要空港ラウンジを使える「プライオリティ・パス」や「ラウンジ・キー」というサービスに無料で登録できる。

ここでは、サービス内容が同等のものは年会費の安いものを上位とした。
 

順位 カード名 空港ラウンジサービス
1位 楽天プレミアムカード ◆国内31空港+ハワイ・ホノルル+韓国・仁川
◆プライオリティ・パス無料(世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジ)
2位 ダイナースクラブカード ◆国内31空港
◆海外主要空港
3位 アメリカン・エキスプレス・
ゴールド・カード
◆国内28空港+ハワイ・ホノルル
◆プライオリティ・パス
(世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジ)対象ラウンジを32米ドルで利用可能、年2回まで無料)
4位 JCBゴールド ◆国内31空港+ハワイ・ホノルル
◆ラウンジ・キー(世界1,100ヵ所以上の空港ラウンジ)対象ラウンジを1回32米ドルで利用可能
5位 セゾンゴールド・
アメリカン・エキスプレス・
カード
◆国内31空港+ハワイ・ホノルル
◆プライオリティ・パス(世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジ)に優遇年会費で登録できる
6位 三井住友カード ゴールド ◆国内31空港+ハワイ・ホノルル
7位 dカード GOLD ◆国内31空港+ハワイ・ホノルル
7位 ビューゴールドプラスカード ◆国内31空港+ハワイ・ホノルル
9位 ANA VISA
ワイドゴールドカード
◆国内31空港+ハワイ・ホノルル
10位 JAL JCB CLUB-A
ゴールドカード
◆国内28空港+ハワイ・ホノルル

注目したいのは、「楽天プレミアムカード」「ダイナースクラブカード」では国内だけでなく海外の空港ラウンジも無料で使えることだ。特に「楽天プレミアムカード」はプライオリティ・パスが無料で付いているのがうれしい。

また、完全無料というわけではないが、「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」「JCBゴールド」「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」でも海外空港ラウンジを利用できる。

8,ゴールドカードの付帯保険ランキング――「アメックス・ゴールド」は独自保険が充実

付帯保険については、海外・国内旅行傷害保険と家族特約の有無、航空便遅延保険、ショッピング保険、その他の保険、さらに各保険の適用条件とカード年会費などから総合的に判断した。
 

順位 カード名 旅行
傷害
保険
家族
特約
航空便
遅延
保険
ショッピング
保険
その他
の保険
1位 ダイナスクラブカード ◆最高1億円(自動付帯分5,000万円・利用付帯分5,000万円)の海外旅行傷害保険
◆最高1億円の国内旅行傷害保険(利用付帯)
◆年間
500万円限度のショッピング保険
(自己負担額:1品につき1万円)
2位 アメリカン・エキスプレス・
ゴールド・カード
◆最高1億円(自動付帯時最高5,000万円)の海外旅行傷害保険
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険(利用付帯)
海外・国内 ◆最高4万円の
航空便遅延費用保険
(海外)
◆年間500万円限度の
ショッピング保険
(免責1万円)
◆年間10万円限度のキャンセル・プロテクション
◆年間15万円限度のリターン・プロテクション
3位 JAL JCB CLUB-A
ゴールドカード
◆最高1億円(自動付帯分5,000万円・利用付帯分5,000万円)の海外旅行傷害保険
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険
(自動付帯)
海外 ◆2万円の海外航空便遅延お見舞金制度
◆最高4万円の
海外・国内航空機
遅延保険
◆年間500万円のショッピング保険
(免責:1事故
3,000円)
◆最高1億円のゴルファー保険
4位 JCB
ゴールド
◆最高1億円(自動付帯時5,000万円)の海外旅行傷害保険
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険
(自動付帯)
海外 ◆最高4万円の
航空機遅延保険
(国内)
◆年間500万円限度のショッピング保険
(自己負担額:
1事故
3,000円)
5位 dカード
GOLD
◆最高1億円の海外旅行傷害保険(自動付帯)
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険
(利用付帯)
海外 ◆年間300万円限度の
ショッピング保険
◆購入後
3年間・最大10万円
のdカードケータイ補償
6位 ANA VISA
ワイド ゴールドカード
◆最高5,000万円の海外旅行傷害保険(自動付帯)
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険(自動付帯)
◆最高5,000万円の国内航空傷害保険(自動付帯)
海外 ◆最高2万円の国内航空便遅延保険 ◆最高300万円限度のショッピング保険
(自己負担額
3,000円)
7位 ビューゴールド
プラスカード
◆最高5,000万円の海外旅行傷害保険(自動付帯)
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険(自動付帯)
◆年間300万円限度のショッピング保険
(自己負担額:1事故5,000円)
8位 セゾンゴールド・アメリカン・
エキスプレス・カード
◆最高5,000万円の海外旅行傷害保険(自動付帯)
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険(利用付帯)
海外・国内 ◆年間200万円限度のショッピング保険(1万円未満
の損害額は
対象外)
9位 楽天プレミアム
カード
◆最高5,000万円(自動付帯分4,000万円・利用付帯分1,000万円)の海外旅行傷害保険
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険(自動付帯)
◆年間300万円限度のショッピング保険
10位 三井住友
カード ゴールド
◆最高5,000万円(自動付帯分1,000万円・利用付帯分4,000万円)の海外旅行傷害保険
◆最高5,000万円(自動付帯分1,000万円・利用付帯分4,000万円)の国内旅行傷害保険
海外 ◆年間300万円限度
のショッピング保険(自己負担:1事故につき3,000円)

「ダイナースクラブカード」は、海外・国内とも最高1億円の旅行傷害保険が付帯する。「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は国内最高5,000万円だが、キャンセル・プロテクション(旅行などのキャンセル補償)やリターン・プロテクション(返金補償)など独自の保険が充実。この2枚については、他社プラチナカードに匹敵する内容と言えるだろう。

9,人気おすすめゴールドカード10枚の基本スペックを比較 アメックス、JCB、三井住友など

ここまでで紹介したゴールドカード10枚の基本スペック(国際ブランド・年会費・ポイント還元率・空港ラウンジサービス・付帯保険・その他の特徴)を一覧にした。ゴールドカードを検討している人は、参考にしてほしい。
 

カード名 国際
ブランド
年会費 ポイント
還元率
空港
ラウンジ
サービス
付帯
保険
その他
の特徴
dカード
GOLD
Visa
Mastercard
1万円
(税別)
◆通常1%
◆ドコモの携帯料金・
ドコモ光の料金分は10%
◆「ポイントUPモール」利用で最大10.5倍
◆国内
31空港+
ハワイ・
ホノルル
◆最高1億円の海外旅行傷害保険(自動付帯・家族特約付き)
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険(利用付帯)
◆年間300万円限度のショッピング保険
◆購入後3年間・最大10万円のdカードケータイ補償
◆年間利用額に応じてクーポン券贈呈
◆海外レンタカー優待
楽天
プレミアム
カード
Visa
Mastercard
JCB
アメリカン・
エキスプレス
1万円
(税別)
※1万1,000円
(税込)
◆通常1%
◆楽天市場で最大5%(選べるサービス「楽天市場コース」で最大6%に)
◆誕生月は楽天市場・楽天ブックスで+1%
◆国内31空港+ハワイ・ホノルル+韓国・仁川
◆プライオリティ・パス(世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジ)無料登録
◆最高5,000万円
(自動付帯分4,000万円・利用付帯分1,000万円)の海外旅行傷害保険
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険(自動付帯)
◆年間300万円限度のショッピング保険
◆入会後1年間は楽天市場の送料分相当がポイントで還元される「楽天プレミアム」が無料でサービス付帯
(通常年会費3,900円・税込)
三井住友
カード
ゴールド
Visa
Mastercard
1万円
(税別) 
*年会費割引特典の最大限の適により
4,000円(税別)に
◆通常0.6%(ANAマイル
移行時)
◆セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、
マクドナルドで5倍
◆選んだ3つの対象店舗でポイント2倍
◆「ポイントUPモール」利用で最大20倍
◆国内31空港+
ハワイ・ホノルル
◆最高5,000万円
(自動付帯分1,000万円・利用付帯分4,000万円)の海外旅行傷害保険(家族特約付き)
◆最高5,000万円(自動付帯分1,000万円・利用付帯分4,000万円)の国内旅行傷害保険 
◆年間300万円限度のショッピング保険
(自己負担:1事故につき3,000円)
◆宿泊予約サービス「Relux」の最低価格保証からさらに初回7%オフ、
2回目以降5%オフ
◆医療電話無料相談
アメリカン・
エキスプレス・
ゴールド・
カード
アメリカン・
エキスプレス
2万9,000円
※3万1,900円
(税込)
◆通常0.3% ◆国内28空港+ハワイ・ホノルル
◆プライオリティ・パス
(世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジ)に年会費無料で登録可能
(ラウンジ利用には32米ドルが必要、年2回まで無料)
◆最高1億円(自動付帯時最高5,000万円・家族特約付き)の海外旅行傷害保険
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険(利用付帯・家族特約付き)
◆最高4万円の航空便
遅延費用保険(海外)
◆年間10万円限度のキャンセル・プロテクション
◆年間15万円限度のリターン・プロテクション
◆年間500万円限度のショッピング保険
(免責1万円)
◆空港手荷物無料宅配
◆空港大型手荷物宅配優待
◆エアポート送迎優待
◆空港パーキング優待
◆無料ポーター
◆海外用レンタル携帯電話優待
◆レンタカー優待
◆京都特別観光ラウンジ
◆ユニバーサル・スタジオ・ジャパン優待
◆新国立劇場チケット先行購入
ダイナース
クラブ
カード
ダイナースクラブ 2万2,000円
(税別)
◆通常0.4% ◆国内31空港+
海外主要空港
◆最高1億円(自動付帯分5,000万円・利用付帯分5,000万円)の海外旅行傷害保険
◆最高1億円の国内旅行傷害保険(利用付帯) 
◆年間500万円限度のショッピング保険
(自己負担額:
1品につき1万円)
◆空港送迎タクシー優待
◆空港手荷物無料宅配
◆グローバルWi-Fi優待
◆サンパーキング30%オフ
◆JALエービーシー優待
◆パッケージツアー最大5%割引
◆レンタカー優待
◆コース料理1名無料
(2名以上利用時)
◆人気飲食店空席情報
◆人気飲食店席確保
◆スポーツクラブ優待
◆名門ゴルフ場優待予約
◆ゴルフレッスン優待
JCB
ゴールド
JCB 1万円
(税別)
◆通常0.6%
(ANAマイル移行時)
◆海外利用時2倍
◆スターバックスカードチャージ分10%
◆「Oki Doki ランド」で最大20倍
◆年間利用金額に応じ最大0.86%に
◆国内31空港+
ハワイ・ホノルル
◆ラウンジ・キー
(世界1,100ヵ所以上の空港ラウンジ)対象ラウンジを1回32米ドルで利用できる
◆最高1億円(自動付帯時5,000万円)の海外旅行傷害保険(家族特約付き)
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険(自動付帯)
◆最高4万円の航空機遅延保険(国内)
◆年間500万円限度のショッピング保険(自己負担額:1事故3,000円)
◆名門ゴルフ場予約
◆JCBゴルファーズ倶楽部入会
◆コース料理20%オフ
◆全国7万施設での優待
セゾン ゴールド・
アメリカン・エキスプレス・
カード
アメリカン・
エキスプレス
1万円
(税別)
◆通常0.9%、海外利用時1.2%
(ANAマイル移行時)
◆「セゾンポイントモール」で最大30倍
◆国内31空港+
ハワイ・ホノルル
◆プライオリティ・パス(世界
1,300ヵ所以上の空港ラウンジ)に
優遇年会費で
登録できる
◆最高5,000万円の海外旅行傷害保険
(自動付帯・家族特約付き)
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険
(利用付帯・家族特約付き) 
◆年間200万円限度のショッピング保険
(1万円未満の
損害額は対象外)
◆空港手荷物無料宅配
◆空港コートお預かりサービス優待
◆海外用Wi-Fi・携帯電話レンタル優待
◆パッケージツアー最大8%オフ
◆月2回、西友・リヴィン・サニー 5%オフ
◆「コナミスポーツクラブ」優待
◆レンタカー優待
JAL
JCB CLUB-A
ゴールドカード
JCB 1万6,000円
(税別)
※1万7,600円
(税込)
◆通常2%(100円につき1マイル)
◆JALカード特約店で4%(200円につき4マイル)
◆入会後初搭乗時に5,000マイル贈呈、以降毎年初搭乗時に2,000マイル贈呈
◆フライトマイル25%プラス
◆国内28空港+
ハワイ・ホノルル
◆最高1億円(自動付帯分5,000万円・利用付帯分5,000万円)の海外旅行傷害保険
(家族特約付き)
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険
(自動付帯)
◆2万円の海外航空便遅延お見舞金制度
◆最高4万円の海外・国内航空機遅延保険
◆年間500万円のショッピング保険
(免責:1事故3,000円)
◆最高1億円のゴルファー保険
◆ビジネスクラスチェックインカウンター利用
◆機内販売10%割引
◆国内空港内店舗・空港免税店割引
◆ホテルニッコー&JALシティ優待
◆JALパック最大5%オフ
◆ディズニーデザインを選択できる
◆医療電話相談無料
ANA VISA
ワイドゴールドカード
Visa 1万4,000円
(税別)
※1万5,400円
(税込)
※年会費割引特典の適用で1万450円(税込)に
◆通常2%(1,000円に
つき1ポイント→
10マイル)
◆ANA航空券購入で4%(100円につき2マイル)
◆入会・継続時に2,000マイル贈呈
◆搭乗ボーナス
マイル25%
◆セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでポイント5倍
◆選んだ3つの対象店舗でポイント2倍
◆「ポイントUPモール」で最大20倍
◆国内31空港+
ハワイ・ホノルル
◆最高5,000万円の海外旅行傷害保険
(自動付帯・家族特約付き)
◆最高
5,000万円の国内旅行傷害保険(自動付帯)
◆最高5,000万円の国内航空傷害保険
(自動付帯)
◆最高2万円の国内航空便遅延保険 
◆最高
300万円限度のショッピング保険
(自己負担額3,000円)
◆ANAグループツアー
商品が5%オフ
◆機内販売10%オフ
◆ウェブ明細サービスの利用で年会費が1万3,000円(税別)に
◆自動リボ払いサービスの登録・利用による年会費割引もあり
◆医療電話無料相談
ビューゴールド
プラスカード
JCB 1万円
(税別)
※1万1,000円
(税込)
◆通常0.5%
◆JR東日本の利用(Suica、定期券など)で1.5%
◆年間利用金額に応じ最大1万5,500円相当のポイントプレゼント
◆国内31空港+
ハワイ・ホノルル 
◆最高5,000万円の海外旅行傷害保険
(自動付帯)
◆最高5,000万円の国内旅行傷害保険
(自動付帯)
◆年間300万円限度のショッピング保険(自己負担額:
1事故5,000円)
◆東京駅構内「ビューゴールドラウンジ」を無料利用(新幹線・特急列車グリーン車利用時)
◆JR東日本グループ各店と提携店での優待
◆空港宅配優待

10,ゴールドカードを選ぶ時は年会費と還元率ボーナスのバランスで

一般カードと比べると、さまざまなポイント還元ボーナスが用意されているのがゴールドカードの大きな特徴だ。

たとえば「楽天プレミアムカード」は、楽天市場の送料分相当がポイント還元されるプログラムや、楽天市場での決済時に最大4倍のポイントが加算されるサービスが用意されている。また、「ビューゴールドカードプラス」では年間の利用金額ごとに付与されるボーナスポイントが、「ビュー・スイカカード」よりも多い。年間200万円以上であれば、一般カードの2倍以上のポイントを獲得できる。

自分がカードを利用するのはどんなシーンが多いか、またカードで貯まったポイントをどう使いたいか、ということを考えて選ぶと、よりお得感を享受できるだろう。

ポイント還元以外を気にする人は、空港ラウンジや付帯保険のスペックで言うと、「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」と「ダイナースクラブカード」がツートップであることは間違いない。

とはいえ、その2つの年会費が高額であることを考えると、ほかのゴールドカードも十分に検討する価値がある。自分が利用したい特典・サービスが提供されているかどうか、またその内容と年会費のバランスをよく考えて選びたい。
 
執筆・モリソウイチロウ

「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。  

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