毎月支払う公共料金をクレジット決済にして、ポイントを貯めている人もいるだろう。公共料金をクレジット決済するデメリットはないのだろうか?一度メリットとデメリットを整理してみよう。
クレジット決済に対応する公共料金が増加している
ひと昔前は公共料金の支払いといえば口座引落や振込、あるいは払込票により現金で支払うことがほとんどだったが、最近ではクレジット決済に対応しているところも多い。
住んでいる地域や契約している会社によっても異なるが、電気代、ガス代、水道代などの光熱費のほか、固定電話料金、携帯電話料金、プロバイダー料金、新聞代など、ほとんどの公共料金をクレジット支払いできるはずだ。
クレジットカードで公共料金を支払うメリット
クレジット決済の第一のメリットは支払いの手間がかからないことだ。すでに口座引落にしている人は支払い方法の変更は面倒に思われるかもしれないが、それでもクレジットカードで公共料金を支払うメリットはあるのだ。
クレジットカードのポイントが貯まる 二重で獲得できる場合も
クレジットカード払いだとポイントが貯まるため、公共料金は毎月支払うものだけに長い目で見るとこの違いは大きい。
小売電気事業者の中にはポイントサービスを提供するところもあり、クレジットカードのポイントとは別に、利用料金に応じてポイントを貯められる。
例えば、楽天でんきの料金を楽天カードで支払うと、クレジット利用による1%のポイント還元のほか、でんき使用料に応じて0.5%のポイント還元を受けられるので合わせて1.5%の還元率となる。貯まるポイントはどちらも楽天スーパーポイントだ。
公共料金の支払いをまとめて管理できる
公共料金の支払いをすべてクレジット決済にすると、カード利用明細でまとめて管理できる。利用明細はカード発行会社のウェブサイトにログインして確認できるほか、カードによっては新しい利用が確定するたびにメールで通知がくるものもあるので、時間のあるときに確認できる。
支払日の管理が容易になる
口座引落の場合には公共料金はそれぞれ異なるタイミングで引落されるが、クレジット決済ならカードの支払い日にまとめて引き落とされるので、例えば、メイン口座と別に各種支払い用の口座を使っているような場合にも残高の管理が容易となる。
カード名 | 楽天カード | dカードGOLD | セゾンカード インターナショナル |
---|---|---|---|
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年会費 | 無料 | 11,000円 | 無料 |
特典内容 | 楽天でんき利用でポイント2重取り | ドコモ利用料金の10%ポイント還元 | 税金の支払いでポイントが貯まる |
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クレジットカードで公共料金を支払うデメリット
公共料金のクレジット決済にはデメリットもあるので紹介しよう。
口座振替割引サービスのほうがお得なことがある
電力・ガス・水道会社によっては、口座振替を選んだ場合に割引が適用されるサービスが提供されていることもある。その場合にはクレジット決済によるポイント還元と比べてみたほうがいいだろう。
クレジット利用限度額を超えると公共料金が延滞扱いとなる
利用限度額の低いクレジットカードで公共料金を支払う場合、海外旅行や転居時の買い物などで普段より多くの金額を使ったときに利用限度額に達してしまい、公共料金が支払えず延滞扱いとなる可能性がある。
これを防ぐには利用限度額を計算して利用するか、メインで使うカードと公共料金支払い用のカードを分けるなどの工夫が必要となる。
クレジット利用代金の支払いを延滞すると公共料金まで延滞扱いとなる
メインの銀行口座のほか、クレジット利用代金を支払うための口座を別に持っている場合、口座へ入金し忘れて延滞になり利用停止となることがある。その場合、公共料金も延滞扱いとなってしまうことがあるので、そういったことのないよう十分注意したい。
クレジットカードの有効期限切れ時には毎回カード情報の更新が必要
クレジットカードの有効期限がきて新しいカードに更新した場合、カード番号はそのままだが有効期限やセキュリティコードは変更されるため、各公共料金の支払い情報も変更する必要がある。
変更はカード発行会社のウェブサイトからできることもあれば、各公共料金のサイトから行うこともあるが、いずれにせよ変更しないと延滞扱いになる場合がある。
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公共料金の支払いをクレジット決済に切り替える方法は簡単
支払い方法の変更は各公共料金の問い合わせ窓口に問い合わせるか、公共料金の公式サイトに支払い方法の変更申し込みフォームが用意されていることもある。クレジットカード払いにしたら、これまで引落していた金融機関へ連絡する必要は特にない。
メリットとデメリットをよく踏まえたうえで、公共料金の支払いをクレジットカードに変更するかどうか決めるといいだろう。
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