ちゃんちゃん焼きは北海道の郷土料理で、本来はサケを使いますが、同じサケ科の渓流魚でも絶品の味わいになります。特に脂ののった25cm以上のヤマメやイワナ、大型のニジマスが最適です。野菜はニンジン、キャベツ、玉ねぎ、ジャガイモ、コーンなどが定番で、魚を蒸し焼きにする際の落とし蓋の役割も果たすため、やや多めに用意するとよいでしょう。
魚は三枚におろし、腹骨をすいたら軽く塩を振り、10〜20分ほど置きます。その後、表面に小麦粉をまぶします。野菜は好みの大きさにカットしましょう。味噌だれは、酒とみりんを各40cc、水20cc、醤油小さじ1、味噌大さじ3強、顆粒だし少々を計量カップに入れ、しっかり混ぜ合わせて作ります。(魚4匹分の場合の量)
下処理が済んだら、フライパンに油をひき、塩・こしょうを軽く振って野菜を炒め、火が通ったら一度取り出します。続いて、再び油をひいて魚を両面がパリッとするまで焼きます。その後、魚の上に野菜を戻し、味噌だれを加えて3〜5分ほど蒸し焼きに。お皿に持って、仕上げに溶かしバターをかければ完成です。ご飯のおかずにはもちろん、ビールとの相性も抜群の一品です。

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年4月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。