簡単な料理ですが、素揚げした渓流魚の香ばしさと甘みに、ゆずポン酢、ネギ、タマネギの風味が絡み合い複雑な旨さが広がる一品です。

ハーブ焼き
川魚特有の香りが苦手な人におすすめのレシピです。特に、ややクセのあるイワナやニジマスと相性が良く、ハーブの香りを活かした一品に仕上がります。
まず、下処理をした魚の腹にローズマリーを詰め、全体に塩・こしょうを振ります。フライパンにオリーブオイルを熱し、スライスしたニンニクとローズマリーを入れて香りを移したら、一度取り出します。
続いて、魚をフライパンに入れ、弱火から中火でじっくり焼きます。途中で白ワインを加え、ふたをして短時間蒸し焼きにすると、ふっくらとした仕上がりになります。また、カットしたジャガイモ、ニンジン、タマネギなどの野菜も一緒に焼くといいでしょう。魚を裏返し、両面にこんがりと焼き色がついたら完成です。
皿に野菜とレモン、ローズマリーを添えて盛り付ければ、見た目も華やかになります。ホクホクとした食感とハーブの香りが口いっぱいに広がり、川魚特有の香りが和らいでとても美味しく仕上がります。

ムニエル
小型の魚ならそのまま調理できますが、大きなものは三枚におろし、腹骨をすき取ります。毛抜きを使って残った小骨を抜いたら、身に塩・こしょうを振り、小麦粉をまぶします。フライパンに油をひいて熱し、まず皮面を焼き、その後に身の方を焼きます。
仕上げにバターを加えて皮をパリッと焼き上げれば、香ばしい風味が引き立ちます。皿に盛り付けたら、ホウレンソウとシイタケのソテー、レモンなどを添えて完成です。
お好みで市販のタルタルソースをかけていただくと、濃厚なコクがプラスされてさらに美味しくなります。身はふっくら、皮はパリパリ。バターの風味が染み込み、一口ごとに旨みが広がります。
