40代になったら持ちたいステータス性の高いクレジットカードの代表格・プラチナカード。インビテーション(招待)が届かないと申し込めないこともある。このカードを入手するにはどうすれば良いのか?インビテーションがなくても入会できるカードについても紹介しよう。
プラチナカードはどういうカードか
クレジットカードグレードは、一般カード→ゴールドカード→プラチナカードとランクアップしていくのが一般的だ。プラチナカードが最上位カードということが多い。
ただ、プラチナカードがない場合や、プラチナカードの上位にブラックカードが存在する場合もある。ブラックカードがあるカード発行会社では、プラチナカードが最上位カードにはならないが、それでもハイスペックでステータス感も高いカードには違いない。
プラチナカードの中には、インビテーション(招待)制のものもある。この場合は、発行会社の公式サイトにもプラチナカードの申し込みリンクはなく、審査以前に申し込みさえできない。
プラチナカードでもインビテーション不要のものが増加
最近では、インビテーションなしで申し込みできるプラチナカードも増え、取得へのハードルが下がってきた印象がある。そうなると、カードのスペックも下がるように思えるが、入会条件とカードのスペックは比例しないことが多い。
たとえば、アメックス(アメリカン・エキスプレス)のプラチナカードは、以前はインビテーションが届くか、ほかのプラチナカード会員の紹介を得ないと申し込みができなかった。公式サイトでもプラチナカードの存在は伏せられていたが、現在では公式サイトからの申し込みも可能となっている。
アメックスは直接申し込みが可能になっても、年会費13万円(税別)に見合うだけのスペックを誇る。もちろん、審査難易度もそれに応じて高いと考えてよい。つまり、インビテーションなしで直接申し込みが可能でも、カードのスペックが低かったり、審査が通りやすかったりするとは限らないのだ。
アメックス以外も見てみよう。年会費5万円(税別)の三井住友カード プラチナもまた、以前はインビテーション制だったが、直接申し込み可能となったカードの1つだ。
ただしインビテーション不要で申し込み可能とはいっても、インビテーションが届いてから申し込んだほうが審査にパスする確率は高い。審査に通る見込みのない人を招待することはないため、それは当然といえる。
インビーテーション不要なプラチナカード3選!
JCB プラチナカード | ||
年会費(税抜) | 25,000円 | |
---|---|---|
還元率 | 0.5% | |
家族カード(税抜) | 25,000円 | |
インビテーション | JCB ザ・クラス | |
詳細はこちら | 特徴 | ・高級レストラン1名無料 ・国内外の保険が最高1億円 ・国内外の空港ラウンジ無料 |
JCB プラチナカード | |
年会費 (税抜) |
25,000円 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
家族カード (税抜) |
25,000円 |
インビ テーション |
JCB ザ・クラス |
特徴 | ・高級レストラン1名無料 ・国内外の保険が最高1億円 ・国内外の空港ラウンジ無料 |
詳細はこちら |
アメックス・プラチナカード | ||
年会費 (税抜) |
130,000円 | |
---|---|---|
還元率 | 0.5% | |
家族カード (税抜) |
4枚まで無料 | |
インビ テーション |
アメックス・センチュリオン・カード | |
詳細はこちら | 特徴 | ・プラチナコンシェルジュデスクが利用可 ・プライオリティパス無料 |
アメックス・プラチナカード | |
年会費 (税抜) |
130,000円 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
家族カード (税抜) |
4枚まで無料 |
インビ テーション |
アメックス・センチュリオン・カード |
特徴 | ・プラチナコンシェルジュデスクが利用可 ・プライオリティパス無料 |
詳細はこちら |
ラグジュアリーカード ブラック | ||
年会費(税抜) | 100,000円 | |
---|---|---|
還元率 | 1.25% | |
家族カード(税抜) | 50,000円 | |
インビテーション | Master card Gold Card (LUXURY CARD) |
|
詳細はこちら | 特徴 | ・リムジン送迎が無料 ・プライオリティパス無料 |
ラグジュアリーカード ブラック | |
年会費 (税抜) |
100,000円 |
---|---|
還元率 | 1.25% |
家族カード (税抜) |
50,000円 |
インビ テーション |
Master card Gold Card (LUXURY CARD) |
特徴 | ・リムジン送迎が無料 ・プライオリティパス無料 |
詳細はこちら |
プラチナカードのインビテーションが届く条件は「利用実績」
どのような条件を満たせば、インビテーションは届くのか?
一般論としていえば、すでに該当のカード会社のゴールドカードを持ち、それなりに利用実績を積んだ人であればインビテーションが届く可能性が高い。それなりの利用実績とは、年間100万円以上、できれば数百万円のクレジット支払いを1~3年間以上行うことを指す。もちろん延滞などあってはならない。
そもそも、プラチナカードはゴールドカードの限度額やサービスでは足りないと考える人のためのものなので、たとえ延滞がなくても、普段からあまりカードを使っていない人にインビテーションが届くとは考えにくい。
複数のクレジットカードを使っているなら、取得したいプラチナカードと同じカード発行会社のゴールドカードに支払いを集約させて、カード利用実績を積むのがよいだろう。
といっても、クレジット支払いの額はそこまで高額である必要はない。インビテーション制だったころのアメックス・プラチナでは、年間200万円のカード利用でインビテーションが届いたケースもあるようだ。もし、「年間200万円でも高い」と思うのなら、そもそもプラチナカードは必要ないだろう。
まだ、ゴールドカードを持っていないなら、まずはゴールドカードの取得を目指そう。与信面で個人のスペックが十分なら、いきなりゴールドカードに申し込んでもよいし、自信がないなら、最初に一般カードを作って利用実績を積み、利用限度額が引き上げられた時点でゴールドカードに申し込むと審査を通過する可能性が高いようだ。
一般カードホルダーにプラチナカードのインビテーションが届く可能性がないとはいわないが、より確実なのはやはり一般カードからゴールドカードへ進み、そこでプラチナカードのインビテーションを取得する方法だろう。
>>Mastercard® Titanium Card™の詳細はこちら(公式サイト)
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プラチナカード取得に必要な年収条件は?
では、プラチナカードの審査難易度はどうなっているのか?インビテーションが届く時点で、その人はプラチナカードホルダーにふさわしいと判断されており、その意味では、「審査難易度≒インビテーション条件」と考えてもいいだろう。
次に、審査を通過するための年収条件について紹介しよう。ただし、どのカード会社でも審査条件は非公開なので、これはあくまでも口コミの情報だ。参考程度の認識としてもらいたい。ちなみに、審査の対象となる年収額は申込者の自己申告となる。
カード名 | 年収目安 | 申込時の インビテーションの 必要性 |
---|---|---|
MUFGカード・プラチナ・ アメリカン・エキスプレス |
350万円以上 | 不要 |
エポスプラチナカード | 400万円以上 | 不要 |
Orico Card THE PLATINUM |
450万円以上 | 不要 |
JCBプラチナ | 450万円以上 | 不要 |
セゾンプラチナ・アメリカン・ エキスプレス・カード |
500万円以上 | 必要 |
アメリカン・エキスプレス・ プラチナ・カード |
500万円以上 | 不要 |
楽天ブラックカード | 500万円以上 | 必要 |
三井住友カード プラチナ | 600万円以上 | 不要 |
ANAアメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カード |
650万円以上 | 不要 |
勤続年数・借入額なども審査を左右する
プラチナカードにしては、いずれも年収条件がそこまで高くない印象だが、与信を左右するそのほかの条件次第では、年収条件を満たしていても審査を通過しないことがある。たとえば、現職場の勤続年数が短い、半年以内に複数のクレジットカードに申し込んでいる、現状の借入額が多いといったことだ。
逆にプラスに働きそうなのが、勤続年数の長さ、職場のグレード(企業規模や職種など)など。アメックスは資産内容も審査で確認することもあるようだ。
いずれにせよ、年会費が高いプラチナカードは無理をして持つものではない。自分の生活を考え必要なサービスや特典が受けられるか、見合ったスペックを得たときに入手できるステータスカードと考えたほうがよいだろう。
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