即座にフッキングし、慎重に巻き上げてきます。深場から何が上がってくるのか? そのドキドキ感が、この釣りの醍醐味です。
適度に暴れる引き…。何だろう?と期待しながら巻き上げると、水面に白い魚体が見えました。「ん、アラです! アラ!」と宮下氏に伝えると、急いでタモ入れに来てくれました。その後、宮下氏もアラを釣り上げ、船上は歓喜の雄叫びに包まれました(笑)。

船中マダイラッシュ
ボートをさらに移動させると、そこは激熱ポイントでした! ジグをブルテリアに戻すと、開始早々からマダイが釣れ始めます。
マダイは活性が高く、底から30~40mまで浮いている様子です。フォール中にアタリがあり、ジグが落ちていかなくなる、典型的な食い上げのアタリでした。ラインスラッグを素早く巻き取り、即座に合わせます。「ガツガツッ」というマダイ独特の引きで、本命だと確信しました。上げてみると、1キロオーバーの良型マダイでした。

この後、巻きの釣りでもマダイが2枚ヒットし、船中はまさにマダイ祭り状態となりました。

フォールにひと工夫
マダイ祭りはいったん落ち着きましたが、まだ近くにマダイがいる気配を感じました。そこで、先ほどマダイがいたタナ(底から40m付近)から、リールのベールを親指で止めてジグにアクションを加え、再びフリーフォール。少し沖(約10m先)へ流し込むようなイメージでアプローチすると、底から10mほどのところでフォール中のラインが不自然に止まりました。すかさずフッキングして上げてみると、フロントフックにガッチリと掛かっていました。
