この建物は戦災で焼失し、その後は、防空施設も兼ねた御文庫がお住まいになり、宮内庁の中に仮宮殿が設けられた。そして1961年には、住居として吹上地区に吹上御所が完成し、1968年には、明治宮殿の跡地に新宮殿が完成した。昭和天皇の崩御後は、香淳皇后の住まいとして吹上大宮御所と改称され、今上天皇は赤坂御所(現東宮御所)におられたが、1993年に吹上地区に新たな御所が完成した。