ここが放流の最終地点。すぐ下流にエン堤があり、ここも上流からではなく下に降りてアプローチしよう。奥山天神側の橋上下は放流されているものの、支流には放流されていないので注意したい。奥山川は例年よりも多くの稚魚が放流されており、こちらも楽しみだ。

地の添川
粟野地区JAを過ぎ、橋を渡ってすぐ右に曲がると地の添川だ。ここは入口に獣害フェンスがあるので、通った後は元に戻しておくこと。フェンスを過ぎてすぐ駐車スペースがある。

このすぐ下に壊れた堰があり、ここは左岸に渡り右岸側を狙うと良い。すぐ下流に橋があり、その上流の淵もポイントだ。淵には枯れ木があるので、根掛かりには十分注意したい。
ここから上流に走ると道と川が離れていく。この間にも放流ポイントはあるが、さらに上流に走ると大きなエン堤を越えた所に広場があり、駐車スペースになっている。すぐ下にエン堤があり人気ポイントだ。ここも下流からのアプローチがおすすめだ。
すぐ上で左側からの小谷川と合流する。本命はこちらで、すぐ上の橋から上流の沈下橋まで淵が続き放流されている。

地の添筋はここから上流へは悪路となっており、天然魚狙い以外はおすすめめできない。もし入るときは四駆が必須。こちらの地の添川にも稚魚が放流されている。
近年の櫛田川上流の状況
奥山川、地の添川ともに比較的小さな川なので、放流ポイントは各橋と駐車スペースがある所となる。ここ数年の櫛田川上流の状況だが、波瀬川と蓮川は解禁からすぐに流されたのか、川鵜の影響かは分からないが、魚がいなくなるように思う。しかし各支流は川鵜の影響を受けず、魚も確実に残る。
解禁から3月いっぱいは支流で放流物を狙い、4月以降に天然物で楽しんでほしい。私のおすすめは7月ごろ、大雨の後の支流狙いだ。この時期には放流物も尻尾も回復して尺近くに育ってくるし、天然物も虫を食べてよく肥えた良型が楽しませてくれる。