対して会社が相応の報酬を用意しているかと言われると疑問です。
でも積極的にリスキリング活動をしていないと仕事をしていない社員扱いになり評価が下がります。
がんばってもほぼ給料は上がらない、新卒を採れないからと新卒の給料はガンガン上がっている。
これでやる気を維持しなさいと言われてもどうでしょうか?
それでもやる気を維持して給与以上の働きをしなければ静かな退職と言われてしまうのですからたまったものではないでしょう。
バブル崩壊後、日本の経済界は人を育てる事にかけるコストを無駄なコストとして切り捨てました。
そして無駄なコストをカットする経営者は立派な経営者として日経新聞を中心にマスゴミが持ち上げまくってきました。
人手不足と言いながら経済界の方が求める「人」というのは
- 低賃金労働で使い捨てできる労働者
- 自分達の教育コストを全くかけなくて済む即戦力
の二種類でしょう。
若い方が良い、欠点がなさそうなのが良い、伸び代がありそうなのが良い等々。めちゃくちゃ人を選びまくってるのが現実ではないでしょうか?
その必要な人手を減らす企業側の努力を捨てて安易に使い捨てのマンパワーで誤魔化す考え方のままのところがほとんどではないでしょうか?
デフレ不況の時のこの経営方法で「人や環境作りに金を払わない」そんなやり方がまかり通ってきたと思います。
そしてその考え方を変える事ができず「移民で解決だー!」「安い使い捨ての労働者が足りないのなら外国から連れて来ればいい」という考え方に逃げ込んだのが経営者の団体だと思います。
移民をどんどん入れるぞ、奴隷労働のために人を引っ張ってくるぞ。ということを言えないため外国人技能実習生の異常な拡大、外国人留学生を大量に入れて使い捨てのアルバイトの供給源にする。というようなところで誤魔化し続けて来たのだと思います。
少子化のおかげで毎年5万人ずつ労働者は減って行くのです。