対して我が親子はセリ狙いだったのですが、このポイントでは残念ながらセリは見つからず、代わりに枯葉の下からヤブカンゾウの新芽を発見!

しかもそれが広範囲にわたっていることが確認できました。恐らくこの辺りは、初夏になると市が契約した業者により野草はきれいに刈られてしまうと記憶しているのですが……。

ヤブカンゾウは夏になると可愛い花を咲かせるので、予想を外した時に備え、一応間引きをする感覚で成長した新芽のみを採っていきます。そして同ポイントに混在しているノビルもせっせと!
毒草に注意!
春になると、テレビのニュース等でギョウジャニンニクやギボウシと間違え毒草であるイヌサフランを採ってきて食べてしまったことによる死亡事故が度々報道されます。実はヤブカンゾウの新芽もイヌサフランのソレとどことなく似ているんです。
そのイヌサフラン、東京都薬用植物園でもらった「身近にある有毒植物」という冊子によると、過去10年で13人の死者を出しているかなり危険な毒草とのこと。特徴のある形と色、手触り(ヌルヌル感)等、特徴を知っていればまず間違えることはないのですが……。

こんな記事を書いておきながら何なのですが、慣れていなければ「これはヤブカンゾウだ!」などと安易に判断せず、迷ったら止める判断も選択肢として留めておいてください。

これから野草採りをやってみたい、と思っている方は、東京都薬草園に限らず、一度近所の薬草園に行ってみると大いに勉強になると思います。
野草料理を堪能
無論、採ってきた野草はせっせと下処理し、色々な料理にしました!