ちなみに、「始まりの場所」に最も近い滝壺は、これ以上魚が遡上できないという意味で「魚止めの滝」と呼ばれている。
源流での釣り方
餌釣りの場合は、長くて硬い竿+極端に短い仕掛けという組み合わせの「チョウチン釣り」で木々の間を縫って釣るのが一般的だ。
例えば、5mの超硬調竿+1mの仕掛け等が該当する。ヒットしたら竿を縮めてやや強引に取り込むことになるので、ラインは太めの0.6号~1.5号程度が好まれる。エサは現地採集の川虫・ミミズ・昆虫類など、ポイントに合わせたものなら何でもいい。
ルアーの場合は「アクションするスペース」が非常に小さくて狭いため、着水後反射的に食わせられるようなフラッシング強めのルアーや、ワンアクションでバイトに結びつくようなルアーが好まれる。
渓流
ここでいう渓流とは、「山中を流れていながら源流よりも少し下流側」に該当し、護岸化されていない自然状態の川を指す。特徴や釣り方をみていこう。
渓流の環境
源流部とは違い、幾つかの源流の流れや地中から滲み出してきた水が合流して一つの流れを形成するため、川幅は多少広くなる。大小さまざまな岩がゴロゴロ転がっている場所が殆どで、まさに「大自然の中を流れる美しい川」といった様相だ。
とはいえ、「渓流釣りポイント」としてマップ等で紹介されている場所は、川の傍まで車で近づける場所も多い。だが、道幅が狭いことが多いので要注意だ。

渓流の対象魚
河川によってはイワナが混じるところもあるが、一番の対象魚はヤマメ・アマゴだ。どちらがメインで釣れるかは各漁協のHPや、遊漁券を購入した際に貰える「放流実績」等の用紙を確認すると良い。
稀に淀みやヨレでゲストのハヤが食ってきたりもするので注意しよう。
