潮が早い時は置き竿は1本に変更する、天秤フカセか完全フカセかは潮の流れ方で判断する。オマツリした仕掛けには間違っても食って来ないため、オマツリしない事を最優先に考える。
渋い時間も置き竿にせず、1本は必ず手持ちで釣りをする。渋い時は甘噛みのような前アタリの察知と本アタリを合わす事で置き竿では獲れないアタリを掛けていく事が釣果アップの秘訣である。
経験上甘噛みが続くならルアーのように誘うのが効果的だ。逃げられると思うのか、誘い後のリアクションバイトは深く出る事が多い。デメリットとしては、ヒットした際にオマツリのリスクがつきまとう。私は単独乗船がほとんどの為、2人以上なら一人2本くらいがベストだと思う。ただし竿の並び(配置)は考える必要がある。
昨年は73.5cmマダイをキャッチ
大型マダイというと難しいと思うかもしれないが、串本カセに通い出して数回目の昨年3月、上述した釣り方を実践し73.5cmの腹パンマダイを手中にしている。昨シーズンはあまり大型が出ず、大裕丸の春の乗っ込みマダイダービーで幸運にも2位になれた。ポテンシャルの高い串本カセなら初心者でもやり方次第で大型が手中にできる可能性は大いにある。

ペレマダイは春も有効か?
昨年秋には上述した、オキアミ餌の釣りでなく養殖餌のペレットを餌にした通称ペレマダイで良型をキャッチしている。春の乗っ込みシーズンにも効くのか試す価値はありそうだ。
アジでお土産確保もあり
乗っ込みマダイシーズンでも日によってマダイの反応を得られない時もある。そんな時はお土産確保のアジ狙いがおすすめだ。使用タックルは30号程度のオモリを付けた胴突き仕掛けでカゴは上にセットする。竿やリールは上述したマダイ用をそのまま流用できる。ラインはPE、フロロどちらでも大丈夫だ。棚は殆ど底付近だが、アタリがないようなら少しずつ変えて探る。