約40分で神湊漁港の目の前、水深120mのポイントに到着。ここは、私自身、過去にも良型を手にしたことがある。

その期待通りに、ひと流し目からムロアジが暴れ、ズドンと竿が引き込まれる。何度かの強い引きを耐えて上がったのは7.4kg。松野さんもその直後に6kg級をゲットし、全員カンパチを手にすることができた。

16kgの大物も登場

さらに、この日のクライマックスが北原さんに訪れる。締めたドラグからミチイトが引き出される強烈な引き。顔を真っ赤にしながら耐え、ジリジリと間を詰めていく。明らかにこれまでの魚とはスケールが異なることは明白であった。

「八丈島」遠征釣行で良型カンパチ全員安打に5kg超えオナガダイなど充実釣果【アサギク】カンパチ16kg手中(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

無事にリーダーが入り、船で一番大きなタモで取り込み成功。16kgを手に、その重さを実感する表情が印象的だった。別船の幸吉丸組も全員カンパチをゲットし、全員安打で二日目を終える事ができた。

最終日は五目釣り

最終日、私たちはアオダイをメインとした浅場での五目釣りを選択。幸吉丸組は、この日も泳がせ狙いで出船した。

五目釣りはスタートから順調。本命のアオダイをはじめ、ナンヨウカイワリにマダイやカンパチ、アカイサキなどが顔を見せ、あっという間にクーラーは重量感たっぷり。

「八丈島」遠征釣行で良型カンパチ全員安打に5kg超えオナガダイなど充実釣果【アサギク】カンパチ連発(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)

一方の幸吉丸組もムロアジ釣りから順調だったようで、カンパチの5kgクラスをアベレージに、ツムブリなどを交え、丸山さん、福西さん、桑幡さんは連発だった模様。10時に納竿となり、気心の知れた仲間と存分に堪能した大満足な遠征釣行となった。

帰宿後は、併設された流し台で魚の下処理をしてパッキングまで完了。シャワーも浴びたのち、八丈島空港へと送迎。二便目となる13時45分発の便で帰路に就いた。

ぜひ八丈島へ

近海の釣りでは味わうことのできない体験は、遠征釣行の最大の醍醐味。