秋のアジング、シーズン序盤は、悶絶の釣りとなる。というのも、夏から秋序盤のアジは、サイズが小さいのだ。アンダー10cm、最大でも20cmで、アベレージが15cmの豆アジ。20cmサイズになるとちょろいもんだが、小さいアジを釣ることは、小魚界隈ではもっとも難しい。アタリは出るがかけにくい。
豆アジには専用リグで対応
タックルをより軽く、また竿先がより軟らかいものを使えば確かに豆アジは釣りやすくなる。しかしそれよりもなお、豆アジ攻略において重要なのが、「専用リグ」を用意することだ。これがあるだけで、天と地ほどの差で釣れ方が変わってくる。
特に「ジグヘッド」、これに尽きるといってもいい。ワームはアベレージサイズのものを多少千切ってしまえばその場で対応できるはが、豆アジ用のジグヘッドは造作が他のものとまったく違うので、必ず専用品を購入しておこう。豆アジ攻略に有名な商品は、ザ・豆、サイコロヘッド、など。アンダー10に挑戦するならば、漁港ヘッド、小豆ちゃん、など本当に小さな小さなヘッドも必要だ。
レンジは基本的に表層
豆アジのレンジはころころ変わるが、基本的に表層からチェックしておこう。日中は鳥に食われないために海底についているが、夜になると警戒心を解いて上に上がってきてプランクトンを捕食する。シーバスやチヌなどの天敵がいない海では特にそのパターンが顕著だ。
逆に、これらアジをベイトとする中大型魚が多い海や、タチウオがうようよいる海では、アジが身を隠しやすいストラクチャー絡みの中層以深を釣っていくイメージでいきたい。
「10尾キャッチ」がひとつの目標
豆アジングは難しい。アジは、そんなに賢くもないし、入ってくれば群れの密度も濃い中型が一番釣りやすいものだ。群れの密度が濃いと気が大きくなるのか、シーバスやチヌにもビビりにくくなる。中型が入ったタイミングで、バシバシと数釣りしたい。