カラーは基本のピンク系、オレンジ系の他、オリーブやブラウンなどのナチュラル系、そして三重県方面で欠かせないのが、パープル系だ。
また風が強くて船の流れるスピードが速い場合、底取りが難しくなる。そんなときのために、ウェイトアップシンカーも用意しておこう。重さは10~50gまで。例えば船長からエギのウェイト60gで……と言われた場合、エギ30g+シンカー30gとなる。これは風や潮の強さで使い分けるので、さまざまな重さのシンカーをそろえておきたい。
その他に用意するもの
まず膨張式ライフジャケットは必須。必ず桜マークのついたものを装着しよう。帽子と偏光グラスも必要だ。特に帽子は頭の安全を考えれば、必ずかぶっておきたい。
秋が深まると良型が増える(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
足元はサンダルであれば、グリップ機能の高い滑りにくいものを履こう。釣具店に行けば、船上用のサンダルを売っている。少し値は張るが、安全面を考えれば妥協するところではない。
そして手ふきタオル数枚、クーラーボックスなど。エギやリーダー、スナップなどはケースに入れて、ドカットやバケットマウスに入れて船に持ち込む。
釣り方
実釣だが、まずエギを真下に落とし確実にボトムを取る。これをしっかり行うには、出ていくラインの動きに集中すること。放出されるラインが一瞬止まったり、出る速度が遅くなったりすれば着底の合図だ。
しっかり底を取る(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
着底を確認したら、素早くリールのベールを返し、細かくストロークの短いシャクリを3~8回入れる。そしてピタッとステイ。このステイさせてから、5秒以内にアタリが出ることが圧倒的に多い。
注意したいのが、シャクリからステイに移る際に、不自然にエギをフォールさせてしまうこと。シャクリを入れた瞬間は、ティップは最上点にあるがここで止める。ここでスッとティップを下げると、エギが最後に沈み込んでイカが警戒心を抱いてしまう。