江戸時代から続く、ナマズと地震の信仰について解説してきました。ナマズが「地震を起こす」という信仰から、ナマズが「地震を予知する」という認識に変容していく過程は興味深く、民族文献などを深堀する余地がありそうです。

科学により地震の仕組みが解明された今でも、“地震のモチーフ”とされるナマズ。私たちは知らず知らずのうちにナマズという生きものの存在を通して、地震との共存を受け入れてきたのかもしれませんね。

<サカナト編集部>