代表的なエサの種類を紹介する。
青イソメ
もっともポピュラーなエサで、生きたまま切ってまっすぐになるように通し刺しにする。垂らしは短めに。食いが悪い時は新しいものに交換。また予備にバイオワーム(疑似餌)を持参してもいい。
キジ
細めのミミズを2~3cmに切り、通し刺しにする。垂らしは1cm以内。
ホタテ
生食用またはボイルベビーホタテがお勧め。扱いやすく、浅場に見えるハゼの見釣りにも向く。 白いのでエサを口にすると見えなくなるためアワせやすい。使用するのは白い貝柱。それを2つに割って、繊維質の部分をハリで引っ掛けるように付ける。釣りエサ用に加工された市販品もある。
そのほか必要な道具
釣った魚を入れたり、飲食物を入れたりするのに必要な保冷剤入りのクーラー、まだまだ暑い日が続くので、熱中症予防に帽子や日焼け止めは必須。場所によっては、虫よけスプレーもあると便利。釣れた魚を一時的にストックしたり手洗いしたりするための水汲みバケツは、ロープが付いたものが便利。また万が一に備えライフジャケットを着用すること。
秋ハゼの釣り方
釣り方はウキ釣りとミャク釣りで分けて紹介していく。
ウキ釣り
エサが底を引きずるようにウキ下を調整。護岸の際や捨て石、杭などの障害物周り、係留されている船の陰、岸辺のカケアガリなどがいいポイントになる。透明度が高いと水底にへばりつく魚の群れが目視できる。
ポイントの上流に振り込んで流して釣る。ミチイトを張り気味にしていることがコツで、アタリが出たらひと呼吸おいて軽くアワせる。活性が高い時は、エサが着底すると魚が集まってきてエサを取り合う。ウキがスーッと引き込まれるので即アワセを入れる。
高い護岸上から釣る時はフナのシモリ釣り仕掛けが有効。数個の玉ウキがユラユラとシモって、トップのウキが水面下3~10cmにあるようにウキ下を調整。ポイントに振り込んだらシモリウキの動きに注意し、ウキの動きに変化が出たら、軽く素早く竿を上げる。この時、プルプッと手応えがあれば、そのまま竿を上げて取り込む。