虫エサの付け方は、ハゼの吸い込みを阻害しないように針の軸にまっすぐになるように「通し刺し」するのがおすすめです。ハゼが咥えた瞬間にアワセるミャク釣りなどでは「チョン掛け」でもいいです。
シーズン初期は短めが基本(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)
エサが針から余分に出る部分の「タラシ」は釣り方や活性によっても調整します。アワセる釣りや、高活性時は針掛かり重視で5mm~1cmなど短めに。エサの動きでアピール力を高めたい場合や、ハゼが大きい時期、じっくりと食わせる釣りなら2cmぐらいまで長めに取ります。
釣り方や活性に応じて長さは変えよう(提供:週刊つりニュース中部版 横山准司)
コンビニやスーパーで手に入るエサ
コンビニやスーパーで買える一般食品でも釣れるのがハゼ釣りの面白いところです。ただ、付け方を間違えると、アタリはあっても針に掛からないという状況もあるので、エサによってハゼが吸い込みやすい形状に切って針付けするのが重要になります。
また、エサ持ちが悪いものが多いので、ちょい投げやブッコミ釣りには向かないエサが多く、基本的には9月ぐらいまでの竿下の浅場で釣れる時期に活躍する事が多いです。それでは、おすすめのエサを紹介していきます。
ボイルホタテ
ボイルホタテは近年釣具店でも売られており、ハゼ釣りの定番エサの一つとして定着しつつあるエサです。
釣具店で購入できる製品も(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)
付け方は、貝柱の筋部分を針に引っ掛けて刺します。繊維の1本1本が細くて柔らかいのでハゼの食い込みも良く、エサ付けも慣れてくれば早くできて手返しも早いのが特徴。
ただ、沢山付けすぎたり、繊維が大きいホタテを使ったりすると食い込みが悪いこともあるので、針掛かりが悪い場合はエサのボリュームの調整は必要です。また、エサ持ちはイマイチなので、エサの交換をせずに何匹も釣るのは難しく、外れやすいので投げ込む釣りにもあまり向いていません。
ホタテの付け方(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)