貿易・輸出入ビジネスに関心がある方ならば、日頃「ACP(税関事務管理人)」というワードを目にする機会も多いと思います。そもそも「税関事務管理人(ACP=Attorney for Customs Procedures)」とは、「日本に住所を有しており、本来の輸入者の代理として、税関手続き・納税・各種検査の立ち合い及び還付金の受け取りなどができる人」を意味します。

通常、日本に商品を輸入するには、日本に拠点がある輸入者がいなければなりませんが、今回ご紹介する「税関事務管理人(ACP)サービス」とは、「日本に住所も拠点もない企業(個人)が日本に荷物を輸入したい場合に、自らの代わりに税関事務管理人(ACP)として税関手続きを代行してもらうサービス」を指します。

近年、グローバル化の進展により、海外の製品がぐっと身近な存在になりました。個人輸入なども一般的になり、Amazonなどを利用して海外の商品を簡単に手に入れることができるようになっています。

そして現在、AmazonのFBA(フルフィルメント by Amazon)人気に伴い、この「税関事務管理人(ACP)サービス」への需要が高まっているのです。

本テキストでは、税関事務管理人(ACP)とは何か、FBAとは何か、ACPとほぼ同じ意味を持つIOR(=Importer Of Recor / 登録輸入者)についておよび両者の違いなど、今知っておくべき税関事務管理人(ACP)サービスについて詳しく解説していきます。税関事務管理人(ACP)について理解を深めれば、アナタの海外ビジネスの見識と可能性はさらに広がります!

※Amazonが、商品の保管・配送・返品対応などを代行してくれるサービス。FBAの詳細は 3. FBA(フルフィルメント by Amazon)によって税関事務管理人(ACP)サービスの需要が増大  にて解説しています

海外_サポート企業紹介