投資における失敗する「自分のタイミング」とは?

一方、投資やビジネスで失敗する人は、自分の直観や憶測、あるいは周囲の反応に基づいて状況を一方的に判断し、勝てるタイミングを把握していない場合が多いようです。

例えば、株や不動産投資で重要な売買のタイミング。「値上がりしている株を慌てて購入したら、数日後に暴落した」「決断できず、結局良い値で売るタイミングを逃してしまった」「値崩れしたので買値より低い価格で売却したら、すぐに持ち直してロスが出た」など、タイミングミスによる失敗談を聞くことも多いです。すべて勝つためのタイミングを把握していれば、回避できる失敗ばかりです。

予測不可能な株式市場で巨額の富を築き上げたバフェット氏は、失敗のリスクについて「自分がなにをやっているのか把握していない時に生じるもの」と説いています。時間をかけて知識や経験を積むことで、相場の急変など周囲の状況に過度な影響を受けず、自分の決断に自信を持って勝負に挑める強靭な精神力が養われるはずです。

自分にとって勝てるタイミングを知ることの重要性

バフェット氏は「自分が良く知らない、理解できていないものには投資しない」と断言しています。つまり、自分にとって未知、あるいは無知の領域では、勝てるタイミングが計れないため、負け勝負になるリスクが高まるということです。

しかし、ただぼんやりとチャンスを待っているだけでは“そのとき”は永遠に訪れないかも知れません。「“そのとき”がくるまで、仕事の質を落とさないようにしのいでいる人にしかツキはやってこない」「(勝利の)ゾーンにはいる仕掛けを作る」という藤田社長の言葉にあるとおり、雑用を軽んじることなく、絶え間ない努力と忍耐を忘れないことではじめて勝利を味わえるのです。

これはバフェット氏の「最高の投資対象は自分自身だ。学べば学ぶほど、富を築けるようになる」という名言と通じ合う点があります。そして“そのとき”が訪れたら「バケツで富を受けとめろ」という言葉を思い出しましょう。

文・アレン琴子/提供元・YANUSY

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