トランプ政権のエネルギー・温暖化政策の通信簿(有馬 純)

トランプ政権のエネルギー・温暖化政策の通信簿
トランプ大統領は1月20日に就任するや、国内面では石油、ガス、鉱物資源の国内生産の拡大を図り、インフレ抑制法(IRA)に基づくクリーンエネルギー支援を停止・縮小し、対外面では米国産エネルギーの輸出拡大によるエネルギードミナンスの確立、パリ協...

気候モデルは地球の過去の湿度すら正確に再現できず、特に乾燥地域の比湿・相対湿度と観測値に大きな乖離があります。将来の大雨や山火事の予測に用いるには不十分であり、筆者は「将来予測の前に過去の検証を行うべき」と警鐘を鳴らしています。モデルへの過信に注意が必要です。

湿度も再現できない気候モデルで大雨も山火事も予測できる筈がない(杉山 大志)

湿度も再現できない気候モデルで大雨も山火事も予測できる筈がない
地球温暖化の予測に用いられる気候モデルであるが、複雑な地球についてのモデルであるため、過去についてすらロクに再現できない。 地球平均の地表の気温については過去を再現しているが、これは、再現するようにパラメーターをチューニングし...

再エネの不安定さを火力や原子力で補う「バックアップ電源」という言説は、設備の設計原理を無視した誤解に基づくものです。これらの発電は頻繁な起動・停止に適さず、効率低下や寿命短縮のリスクが伴います。現実的なエネルギーミックスには、各電源の特性を理解した上での設計と議論が必要です。

「バックアップ電源」という誤解が生む「再エネの主力電源化」(室中 善博)

「バックアップ電源」という誤解が生む「再エネの主力電源化」
近年、再生可能エネルギー(再エネ)の主力電源化が推進される中で、太陽光や風力の出力変動に対応するために「火力や原子力をバックアップ電源として使えばいい」という言説が頻繁に見られるようになった。 この「バックアップ」という言葉を...