和歌山県は北部でも釣り場としてのポテンシャルは高い。仕事と趣味を両立させた今後のフィッシングライフを満喫するには十分な地域である。当日話を聞いた企業でも釣りが趣味の従業員が多く、仲間内で釣りに行っていると伺った。
和歌山県北部は今まであまり訪れたことのない土地であるため、後日休暇を利用し移住候補地数か所を訪問してみることにした。
求人情報を収集する中で、希望する和歌山県南部は漁業水産関係と観光業がほとんど。もう10歳若ければチャレンジできるのだが、この年で新たな職種に挑戦するのは少し無謀とも考え、移住するなら和歌山市をはじめ北部が現実的かと考え始めていた。

仕事暮らし体験を申し込み
先日のイベントで知った、わかやまLIFEのサイトから申し込んだ仕事暮らし体験の日程が決まり、体験をすることができた。
選んだのは希望である和歌山県南部の体験先。そこで働く現地の人、宿泊先で地域の方と交流することができ、非常に有意義な時間を過ごすことができた。
この体験プログラムを通して移住したい思いを伝え、持参した履歴書から今までの経歴を評価していただき、後日正式に採用面接を行っていただく運びとなった。
内定を勝ち取った!
後日、うれしいことに無事内定をいただき、希望していた和歌山県南部での勤務先が決定した。
最も高いと感じていたハードルを越えることができたのは、今まで真剣に仕事と向き合ってきたことで得た知識と経験があったからだ。今までの努力が、漠然とした夢を現実に変える大きな一歩となった。
ちなみに翌日は串本カセ、大裕丸へ寄り、ブリ3匹とマダイという好釣果。まるで和歌山の海から歓迎を受けたような気分であった。

<稲垣順也/TSURINEWSライター>