加えて、マクロン大統領が欧州企業に米国への投資を控えるよう呼びかけたことで、トランプ政権への国際的な不信感が強まり、ドルの「安全通貨」としての信頼が揺らいでいるとの見方が出ています。

その結果、ドルは円だけでなくユーロや新興国通貨に対しても下落し、ドル指数は半年ぶりの低水準にまで落ち込みました。さらに、米経済がスタグフレーション(景気後退とインフレの併存)に陥るリスクも懸念されています。

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今後も株価の調整が続く可能性があり、円相場が140円まで上昇するとの見方もあります。

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ただし、4日午前6時現在ではドル売りが一服し、ドル円は146円台前半まで買い戻される動きが見られています。

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市場では、ドル円相場が今後どこまで回復できるかが注目されています。

今回のドル安は、トランプ氏の思惑通りかもしれませんが、それによってアメリカが豊かになるとは限りません。むしろ長期的には、貿易赤字の縮小などを通じて、ドル高に転じる可能性があります。