4月3日のニューヨーク外国為替市場では、ドル売りと円買いの動きが強まり、円相場は一時1ドル=145円台前半と、約半年ぶりの円高水準を記録しました。

トランプ大統領による相互関税の発表で米景気の不透明感が強まり、ドル安を伴う「質への逃避(FTQ)」が進行しています。その結果、リスク資産が売られ、安全資産である米国債が買われる動きが広がっているようです。

また、ゴールドマンサックスがトランプ関税ショックに対するリスクヘッジとして、日本円を推奨しているという情報もあります。

景気は相互関税の発表前からすでに減速しており、関税政策が経済成長をさらに鈍らせるとの懸念が広がっています。そのため米長期金利は低下し、FRBによる年内最大4回の利下げが期待され、ドル売り圧力が一段と強まっています。

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