— World Bird Sanctuary (@WBSSTL) April 13, 2023
残念ながら、マーフィーの物語は悲劇的な結末を迎えます。
2025年3月、マーフィーはミズーリ州で発生した暴風雨により命を落としました。
暴が襲った後の早朝、スタッフたちは頭に怪我を負って倒れているマーフィーを発見しました。
スタッフによる継続的な治療が行われていましたが、マーフィーはすでに高齢であり、この致命的な怪我から回復することはありませんでした。
マーフィーは33歳でしたが、ハクトウワシの一般的な寿命は20~25年であるため、彼は「力強く長生きした」と言えます。
マーフィーが石を育てる姿は、ただ一瞬の偶然ではなく、彼の深い愛情と父性を示すものでした。
そしてその愛情の質は、マーフィーがヒナたちを立派に育て上げることで、世界中にはっきりと証明されました。

ファンたちも「マーフィーは最高のパパだった。私たちに本当に大切なことを教えてくれた」とコメントしています。
保護区のスタッフたちは、マーフィーの功績をたたえ、今後ワシを育てる施設を「マーフィーズ・マナー」と呼んでいくつもりです。
ちなみに、マーフィーが残したヒナは無事であり、近いうちに巣立ちできるようです。
マーフィーの人生は、「愛と献身」の物語です。
彼が無償の愛を注ぐ姿は、私たちに深い感動を与え、私たち自身が家族とどのように向き合っていくべきかを考えさせてくれます。
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参考文献
World Bird Sanctuary’s Post
https://www.facebook.com/WorldBirdSanctuary/posts/1071875838311373?ref=embed_post
ライター
大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。