初めて渓流釣りを体験するなら日釣券で十分だが、同じエリアに何度も釣行する予定があるなら年券を購入したほうがコストパフォーマンスが良い。

【渓流釣り入門者必見!】遊漁券が必要なワケとは? 購入方法・値段・違反リスクも紹介多摩川の年券(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

また、県や市をまたぐ釣行の場合、エリアごとに漁協が異なり、それぞれの遊漁券が必要になることもある。釣行前には、目的地がどの漁協の管轄かを必ず確認しておきたい。

遊漁券を持ってないとどうなる?

遊漁券を購入せずに釣りを行う行為は「密漁」となり、法律に抵触する可能性がある。多くの地域で監視員が定期的に見回りをしており、遊漁券の提示を求められる。無券での釣りが発覚すると、通常の遊漁料に加えて倍額以上の過料が科されることもある。

また、罰則だけでなく、漁協や地域の信頼を損ねる行為でもある。渓流の自然や魚たちは限られた資源であり、それを守るためのルールを無視することはモラルの面でも問題がある。釣り人としての責任を果たす意味でも、遊漁券の購入は欠かせない。

現地でのルールと標識

渓流域では、遊漁区域や釣り禁止エリアが明確に示されていることが多い。標識や看板には「遊漁券必要」「禁漁区」などの表記があるので、注意して確認しよう。

また、地域によっては禁漁期間(通常は秋〜冬)や、釣ってもよい魚のサイズや匹数に制限があることもある。

こうしたルールはその地域独自の自然環境や生態系に配慮して設定されている。現地の表示に従うことは、安全な釣行と資源保護の両立につながるということを忘れてはならない。

遊漁券の収益はどこへ?

遊漁券の収益は単なる料金徴収ではない。多くの漁協では、その資金を使って魚の稚魚や成魚の放流を行ったり、釣り場の整備・清掃活動を実施したりしている。

遊漁券の収益により、多くの釣り人が安心して楽しめる環境が維持されているのだ。

初めて渓流に行くなら?

初めて渓流釣りに行くなら、まず目的地の情報収集から始めよう。Googleマップで地形やアクセスを確認し、地元漁協の公式サイトでルールや遊漁券情報をチェックしておくと安心だ。