ダニエル・クレイグの後継者候補
ダニエル・クレイグは、2006年『カジノ・ロワイヤル』でボンド役に抜擢されて以来、『慰めの報酬』(2008年)、『スカイフォール』(2012年)、『スペクター』(2015年)、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)と5作品に出演し、シリーズに新たな風を吹き込んだ。
そして現在、次期ボンド役の選定が進められており、人気俳優アーロン・テイラー=ジョンソン(『ブレット・トレイン』)、ヘンリー・カヴィル(『スーパーマン』)、ジェームズ・ノートン(『ハッピー・バレー』)らが候補として名前が挙がっている。
一方で、業界ではあまり知られていない俳優マイク・ディックマン(40歳)も候補に挙がっているという。彼は『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』や『バービー』などに小さな役で出演しており、昨年ロンドンでブロッコリ氏と会談。その場で「ボンドの話題」が出たことから、彼が後にオーディションテープを提出したと報じられている。
また、スピンオフ企画として『マネーペニー・ダイアリーズ』の制作も進行中だ。主演は実力派俳優フローレンス・ピューが務める予定で、シリーズの名脇役であるミス・マネーペニーにスポットを当てた作品となる。本作では、情報部MI6の内部から描かれるスパイ活動や、ボンドの陰で支えてきたマネーペニーの知られざる過去や葛藤が描かれると見られており、007シリーズの世界観をより深く掘り下げる重要な一作になりそうだ。
次世代のボンドがどのような姿で登場するのか。映画史上最も有名なスパイの新たな“始まり”に、世界中の視線が注がれている。
(※上記写真は記事内容をイメージして作成したものです。)